サッカー馬鹿

2015.9.7

ジャイアントキリングの予感から一転!?〜天皇杯2回戦 横浜FマリノスvsMIOびわこ滋賀〜

第95回天皇杯2回戦 横浜FマリノスvsMIOびわこ滋賀(ニッパツ)

▼豪雨による試合中止が決定
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天皇杯2回戦 横浜FマリノスvsMIOびわこ滋賀は豪雨のため中断、73分に中止の発表があった。

プロ、アマ、そして学生をも含む、日本最古にして最大のトーナメント天皇杯。Jリーグ所属クラブはシードされているため2回戦からの登場となるが、その他の出場チームは、アマチュアとはいえ各地での厳しい予選を勝ち抜いてきた強者ばかり。アマがプロを覆す、いわゆるジャイアントキリングを起こせとばかりに、この日ニッパツに登場したMIOびわこ滋賀は、捨て身で横浜Fマリノスに挑んだ。

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その予感は十分あった…。

開始2分に呆気なく先制を許した横浜Fマリノスは、序盤から三門を起点に、アデミウソンがドリブルで仕掛け、伊藤翔がゴール前に飛び込む。いつ得点が生まれてもおかしくないほどの猛攻を仕掛けるが、MIOびわこ滋賀の体を張ったディフェンスで決定機を阻止、機を逃さないカウンターで相手をディフェンスを混乱に陥し入れる、弱者の戦いに徹した。

1点ビハインドの横浜Fマリノスは、後半開始から齋藤学と仲川を投入、53分、その仲川がPKをゲット、アデミウソンが冷静に決めて試合を振り出しに戻す。

その後、雨脚が強くなり、ピッチは巨大な水たまり状態に。正直サッカーどころではない、身の危険さえ感じるほどの雨の中、試合の中止が発表された。

もはや何が起きてもおかしくなかった。この状況は、MIOびわこ滋賀にとってみれば、チャンス以外の何者でもなかったのに…。

再試合の予定は本日中に発表されるとのことだが、その方式は未定。もし平日開催となれば、MIOびわこ滋賀にとってはかなりの痛手となることが予想される。普段は会社員として働きながらプレーする選手たちが、会社を休み遠征に帯同することができるか否かも疑問だ。

果たして、再試合は90分のフルタイムでおかなわれるのか、それとも残り17分間の決戦なのか?ジャイアントキリングの予感は一転、俄然、横浜Fマリノス優勢と変わった。

勝村大輔

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