好きな事を仕事にするために、最も高いハードルは何か?
好きな事を仕事にしたい。そう思った瞬間に、陥る不安がある。それは、果たして「食っていけるのか?」「お金になるのか?」という現実的な問題だ。
でも、親のすねをかじる、ヒモになる、借金をするなど、経済的な問題なら、一時的にではあるが、解決する方法はいくらでもある。
こんなこと言っちゃうと、「何だよ!」と思った人も多いかもしれない。でもですね、好きな事を仕事することって、実は、自力と同じくらい、いや、それ以上に他力が必要なんです。
賛同者と協力者、応援者の存在は欠かせないってこと。その第一歩が他人をあてにすることなのだと、ボクは思う。
他人をあてにする。この言葉の響きは非常にネガティヴでよね?他人を利用して自分を活かす。なんてズルいんだと思われるかもしれない。でもですね、仕方ないんです。だってこの時点ではまだ自力が満たないんだから。
他人をあてにすることは、悪いことではない。だって誰かを欺いてるわけじゃないでしょ。お願いしているだけなのだから。
「どうしても、やりたいことがある。協力して頂けませんか?」この一言が言えないことが、どれだけ惜しいことか。
好きな事をすることって、ワガママなんじゃないか、独りよがりなんじゃないか、他人に迷惑を掛けてしまうんじゃないか。まずはそんな罪悪感を排除すること。これが中々出来ないんですけどね。
ボクなんていつもそうですよ。お願いばかりしています。(笑〕たとえ結果に至らないとしても、またお願いします。そうしているうちに何故か賛同者が増え、応援してくれる人も少しずつ増えてくる。
その要因は、おそらく発信してるからだと思うんですよね。SNSを通して、自分がチャレンジしている姿をちゃんと発信すること。協力者への感謝の気持ちを込めてね。
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昨日は、ボクの主宰する塾、フロリダ族の新しい試みをしました。アングラ芝居のメッカ、下北沢の小劇場を借りて、ライブをしました。スライドを使ったいつも通りのセミナースタイルではなく、トークしたり、芝居をしたり、参加者を巻き込んだディスカッションをしました。
昨日のスペシャルゲストのこくぶ たかしさんは、役者として17年間活躍しています。好きなことを17年間続けられるってスゲーなと思った。その秘密をボクらビジネスパーソンが取り入れて、仕事に好きなことを取り入れられたら、もっとスゲーなと思った。
SNSが登場したことによって、好きなことを仕事にし易くなった。夢が叶い易くなった。いや、もしかしたら全ての人が、好きな事、得意なことを仕事にして、お互いの長所が、互いを支え合う。そんな時代が来るのもそんな先の話じゃないんじゃないか。そんなことを考えてました。
それではまた。