信用は一瞬で失うが、信頼を得るにはとてつもない時間がかかる。だからこそ毎日の発信は欠かせない。
売り込みは嫌われます。しかし、歓迎される売り込みも存在する。その違いは何だろうと考えた時、ボクには”関係性”以外の言葉が見当たらない。
売り込む側と売り込まれる側の関係性だ。
例えば、大好きなアーティストのライブ案内が届いたとします。その案内は、どのメールよりも優先的に読むだろうし、真っ先に予約することに間違いはありません。だって待ち望んでたんですもん。待望なんです。
こんな気持ちを抱く理由は、何もアーティストが相手だからではありません。セミナー案内だって同じです。3万円という高額な参加費にもかかわらず、何の躊躇もなく申し込んでしまうのですから。ボクにはこんな経験がある。
待ち望まれているか?それともウザがられてしまうのか?そこら辺の空気が読めてんのか?先ずはそこを感じているのかどうかが肝心です。
だってそうでしょ。良かれと思ってやってることが、実は相手に迷惑欠けちゃってるんだもん。相手の都合を考えられるかどうか。ただ自分が言いたい事を並べてるだけでは到底伝わりっこありません。空気が読めてるかどうかということは、案外単純なことなのです。
ではどうしたら待望論が巻き起こるのだろうか。「会いたい!」「聴きたい!」「握手したい!」「一緒に写真撮って欲しい!」待望されるということはこういう事です。
売り込みを舐めちゃいけないんだよね。
売り込みを軽くみたら、もう2度と見てくれないし、それだけじゃない、それがキッカケで避けられるようになってしまったら、その時点で終了ですから。
もちろんそれはアーティストだって同じです。ボクは以前、ものすごい大好きなアーティストがいました。ライブにも行った事あるし、CDも毎日聴いていたし、グッズも持っていた。ファンクラブに登録していたので、毎月のようにライブ案内、新譜案内がメールで届いていた。
でも今はどうなのかと言うと、もう飽きちゃったんですね。もう聴きたくもない。なのにメールは毎月届きます。ファンクラブを解約しても尚、何故か未だにメールは送られてきます。で、結局どうしたのかというと、ブロックした。
同じ売り込みでも、それは相手次第で受け取られ方は違います。先ずはそこを認識すること。その上で、相手にどんな情報を届けたらいいのかを考えなきゃいけないわけです。
相手は何を望んでいるのだろうか。それを踏まえた上で、情報収集して、その情報を分かりやすく編集して、継続的にお届けし続ける。少なくともボクはその努力をする。
1回の売り込み案内をするために、膨大な量の喜ばれる情報を発信する。コレ鉄則です。
最近では、それだけでも足りてないなぁとも思うんです。役立つ情報ならその辺にたくさん転がってるからです。
役立つ情報を継続的に発信する。その上で更に、自分の人柄だったり、感性だったりのパーソナルな部分を好きになってもらう。SNSが普及した事で、それがし易くなった一方で、そこを重視する人が圧倒的に増えてきたからです。
どうせ教わるなら、馬の合う人、自分のことをわかってくれそうな人、優しい人、楽しい人の方が良いに決まってますからね。
そして、もっと大切なこともあります。それは実力が証明されているかということ。いくら自分のことを売り込んだとしても、それホントなのか?ってことです。
例えば、「インターネットを活用して売上が上がる仕組みがあります。」という電話がかかってきたとします。でもそんなの直ぐにウソだとわかるでしょ?だって、あなた自身がインターネットで売れてないから、こうやって電話してきてるわけでしょ?って。
実力を証明するには実績が必要です。自分の実力を語ってくれる第三者の存在が必要です。その点に関しては、まさにSNSありきって感じてすね。
イイね!してくれたり、シェアしてくれたり、リツィートしてくれたり、タグ付け、コメントまでしてくれるのですから。
SNSを販促ツールだと思ったら危険だよ。都合の良い時だけ連絡してくる人を信用するのか。いつも寄り添ってくれる人を信用するのか。この文章を書きながら、改めて自分に言い聞かせてみた。
そもそも売り込みとは、売れていない人がする行為だということを忘れてはいけない。
それではまた。
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