アニメがもたらす地域活性化とJリーグ活性化⁉︎
とにかく驚きの連続だった。
はじめの驚きは、ユニフォームを購入しようと、PCを開き【水戸ホーリーホック ユニフォーム】と検索した時のことでした。
「なんじゃコリャ‼︎」
水戸ホーリーホックとガールズ&パンツァーというアニメとのコラボレーションユニフォームらしい。
そもそも、ガールズ&パンツァー(通称ガルパンというらしい。)を知らないボクは、「こんなの買うのかよ!」と思った。だからボクは、通常のオーセンティックを購入した。
そしたらですね、結構いたんです。ケーズデンキスタジアムに到着すると、とにかく多いのなんのって⁉︎ 背中にピンク色のイラストが描かれたユニフォームをはじめ、ガルパンとのコラボレーションと思われる迷彩柄のTシャツを着たサポーターが沢山いるのだ。
そもそもガルパンって何やねん!水戸に住む友人に問いただすと、納得のストーリーが返ってきた。
ガルパンとは、水戸の隣町、大洗を舞台にしたアニメだそうです。この女の子たちが、何故か戦車を乗り回し、街を破壊して廻る?ゴメンナサイ。アニメの中身はよくわからないけど、どうやらこのアニメが大人気なのだ。
てことは、背中に描かれたピンク色のキャラクターは、アンコウっことね。納得です。大洗と言ったらアンコウ鍋が有名だったから、ボクの中では。
しかも、ガルパンの人気が地域の活性化をもたらしているというから驚きだ。アニメ内では、大洗の街が詳細に描かれているらしく、その風景や商店には、たくさんのガルパンファンが訪れるそうです。
このガルパンパワーを水戸ホーリーホックに注入したというわけだ。スゴイね。
更に驚いたのは、このユニフォームメーカーのロゴ、GAViCだ。
ガビックを検索すると、どうやらアパレルを中心にインテリアや家電にまで至るプロダクトを展開する2012年に発足した新鋭ブランドらしい。
この辺りにも水戸ホーリーホックが突き進む革新的な要素が伺える。
知れば知るほど愛着が湧く、水戸ホーリーホックには不思議な魅力がある。
そして最後の驚きが、この多勢のサポーターだ。
この日行われたのは、J2 第24節 水戸vs長崎 決して好カードとは言い難い対戦ではあるが、夏休み前夜ということもあってか、平日開催にもかかわらず、沢山のサポーターがケーズデンキスタジアムに詰め掛けていた。
数にしては3815人とお世辞でも多いとは言えないものの、対戦相手が遠方の長崎ということもあり、アウェイスタンドの寂しさを考慮すれば、それなりの収容率だったことは、その場にいたボクが感じたこと。
彼らサポーターが繰り出すチャントは、スタジアム中に響き渡り、観戦価値をより一層高めていたことは言うまでもない。
水戸ホーリーホック0ー2Vファーレン長崎
ただ、試合だけは残念だった。中位を彷徨う両チームの対戦なだけに、是が非でも勝っておきたかったゲームだったはず。
昨シーズンの天皇杯、鹿島との茨城ダービーを制した強さをいつか目の当たりにしてみたい。