サッカー馬鹿

2017.4.7

サポーター指南書を片手に、ゴール裏の喜怒哀楽を謳歌しよう!漫画『サポルト!木更津女子サポ応援記』<高田桂氏インタビュー&取材後記>

サポーター指南書を片手に、ゴール裏の喜怒哀楽を謳歌しよう!漫画『サポルト!木更津女子サポ応援記』

サッカーには大きく分けて3つの楽しみ方がある。一流選手の美技を堪能し、鮮やかな連携プレーに喝采を送り、スーパーゴールに歓喜する。サッカーの醍醐味を味わい尽くす観戦という楽しみ方。もう1つは、ただひたすら勝利を渇望し、大声援でチームを鼓舞し、選手を後押しすることを惜しまない、チームと共に戦うサポーターという楽しみ方。あるいは、その両方が混在する楽しみ方である。

何を隠そうボク自身が3番目に示した中途半端な立ち位置に在り、そのことに恥じらいを感じつつも、熱狂的な応援者への憧れも抱いている。そんなボクをゴール裏(サポーター熱狂地帯)へといざなおうとする一冊の本がある。漫画家でありイラストレーターの高田桂さん著、人気連載中の漫画「サポルト!木更津女子サポ応援記」だ。

この作品は、サッカー観戦初心者の主人公「ムー子」が、サポーターの在り方に魅せられ成長していくというストーリーから成っている。彼女をゴール裏へと引っ張っていくオラオラ系の女子サポ「風夏」、すぐに仲間と打ち解け、ゴール裏を満喫する天真爛漫な「あゆみ」。女子サポ3人組の喜怒哀楽、そして、ゴール裏の住人たちとの物語を通じて、サポーターとしてのサッカーの楽しみ方を教えてくれる指南書である。

今回インタビューさせていただいた著者の高田桂さんは、熱狂的なヴェルディ・サポーターとしても知られている。ヴェルディと聞いて、かつての栄光時代を想起する者は、もはや少ないかもしれない。ブームに見捨てられ、チーム消滅危機を乗り越えてきたその道のりは順風満帆とは程遠い。人気クラブから貧乏クラブへ転落し、2部リーグを徘徊し続ける。それでもなお力強く歩み続けるその背景には、負の歴史を諸共せず、チームと共に歩み続けるサポーターの存在があった。

長きに渡りヴェルディと共に歩んできた高田さん自らの体験を投影したサポルトは、既存のサポーターの心を鷲掴みにし、多くのライト層をゴール裏へと引き込もうとしている。いったい高田さんは、「サポルト」に何を託したのだろうのか。下記に記した一問一答から、熱いメッセージを受け取ってみたい。

サポルト誕生までの道のり

 

――「サポルト」の構想はいつ頃から考えていたのでしょうか。

(高田) 2011年に「東京偉蹴football」というウェブサイトが立ち上がって、そこで漫画を描いてくれないかと依頼がありました。 この年はFC東京がJ2に落ちてきて、久しぶりに東京ダービーがあるぞっていう、そのタイミングでイラストを描いたんです。そこから両クラブのサポーターから反響があって、その流れで依頼がきたんですね。

まだ立ち上がったばかりのサイトだったので、長期の連載をやるのは無理だということもあり、4ページの短編で、初めてサポーターを題材にした漫画を発表しました。 

それを見てくれた人の評判が良くて、そのあと週刊モーニングの読み切りで 「あけがらすのランデブー」という男性サポーターを主人公にした読み切りの30ページほどの作品を描きました。この作品の反響がかなりあったので、その後に、もう1本やりたいって話を持っていったら、さすがにサポーターもの2連発はだめだって言われたので、仕方なく同人誌で出したんですね。それが、「はまねこのアンサンブル」っていう短編。

その後、別の連載を始めて、しばらくノータッチだったんですけど、それが終わってその媒体にサポーター漫画の読みきりをやりたいって持って行ったら。結局、読み切りは通らなくて、また同人誌で出しました。それが「グッバイ・ボールボーイ」という短編。それを即売会で買って読んでくれた編集者が、うちでやりませんか?と言ってくれて、ようやくスタートしたのがサポルトなんです。

 

――サポーターを主人公として描いてる作品が続いていますが、プレーヤーが主人公という設定は、考えていなかったのですか。

(高田) サッカー漫画をやりませんかというスタンスで声をかけてくれた編集者は何人かいたんですけど、どうしてもプレーヤーが主役でって話になっちゃうので、 僕はサッカーやったことがない人っていうか、小学校の時に2年間くらいスポーツ少年団にいたくらいなので、サッカーは分からないんですよ。

 

――下手に書くと大変なことになりますしね。

(高田) もうかれこれ、8年くらい味スタに通ってるんですけど、ここ2年くらいでボールがないところを見るってことに目覚めたんです。それまではずっとボールを追っかけてました。サッカーの見方みたいなものをまともに考え始めたのもここ数年の話。そのくらいサッカーを知らない。サッカーうまいとか言っても分からないし。

ヴェルディ・サポーターになるきっかけ

 

――初めてスタジアムに訪れた時のことを聞かせてもらえますか。

(高田) 実は僕は、東京ヴェルディのバレーボールチームの応援から入った人なんです。元々僕は大学までバレー部所属だったので、その延長でプレーヤー目線でバレーを観てたんですよ。僕が出来なかったことをやってる人たちを観るのが目的でした。でも一つ残念なことがあった。それは、バレーの応援です。

 

――チャチャチャですね。

(高田) あまり好きになれなくて。どこかのチームを応援したいって気持ちはあったんですけど かといって僕はそのチームの社員ではないから応援する理由がないわけで、そういうのが前提としてあったんです。そんな中、初めて東京ダービーを観戦したんです。バレーボールの。東京ヴェルディvsFC東京 それが面白くて、また観に行ってみたいなと思うのと同時に、その中に入ってみたいなって。それがきっかけだったので、厳密に言うと2006年の東京ダービーが初観戦。サッカースタジアムに初めて行ったのが2008年。その時に、バレーとは圧倒的に雰囲気が違うし、何かカッコイイなっていうのがあったかな。

 

――サポーターがですか?

(高田) はい。サポーターばっかり見てました。弾幕とかカッコイイなって。

 

――イラストレーターらしい視点ですね。

(高田) そうなんだと思う。ピッチの周辺をずっと見てると、FC東京のローリングストーンズのベロを出した弾幕とか出てたりして、バレーってその企業が作った応援幕だから、今を生きる的な、さわやかなものばかりが並んだ中で、悪ぶったモチーフがカッコイイなと思ったんですよね。

 

――2008年は、ヴェルディがJ1の年でしたね。

(高田) 2007に昇格して、1年で落ちた。その時に一気に結構サポーターの数が減ったというか、落ち方が悪かったというか。2008年の最終戦が終わった後に、スタジアムに居座って、社長出てこいとか、揉めに揉めてたんですよ。たぶんそれで愛想つかせちゃった人が一杯いたんじゃないかなぁ。

 

――それでも高田さんは、離れなかった。

(高田) 僕はまだ見始めの頃だったので、楽しさが先にあったから。あれがもう5年目6年目とかだったらもういいやってなってたかもしれない。

キーワードは地元愛

――サポルトに登場する木更津FCが2部リーグにいるという設定になっているのは、ヴェルディとの関連がある感じですか?

2008年から行き始めたと言っても、ぽつぽつとしか行ってないし、毎試合行ったわけじゃない。圧倒的にJ2時代の観戦が多くて、今さらJ1の描きようがないなという。まあ、J2が好きなんですね。J2リーグをまとめて『J2本』という同人誌を出してるので、J2を見る癖がある。J2自体を愛おしいと思ってるのかな。

※『J2ですが何か!?』

 

――それって例えばどんな感覚なんでしょうか?

(高田) J2は、観客が少ないしお金もないし、そんな中皆健気にやってる。よくJ1のクラブが、うちにはお金ないって言うけど、サポーターも多いし、お金も全然あるに決まってるし、観客だっていっぱいいる。J2とは比べもんにならない。あとはチーム対決っていうのはサポーターに対してはあまりないので 皆貧乏で皆不幸だから謎の連帯感があって、そんな中でお互い下で頑張ろうねって。アウェイ規制もそんなにないし、試合前とか呑気なものです。

 

――サポルトには、ダービーマッチをはじめ、様々な試合が描かれていますが、それらは自らの体験から想起しているのでしょうか。高田さんにとって忘れられない試合のエピソードはありますか?

(高田) 色々ありますが、東京ダービーに関しては特殊な空気はあるので どうやったって揉めごとは起こるし、良かったねって帰ることは少ない。お互いに煽って、もうあそこが相手なら何やってもいいみたいな空気があって。暴力沙汰もあった。あれは特殊ですね。気持ち良く終われない 勝ち負け以外のことで気持ち良く終われない経験がある。あれはあまり参考にならない気がします。

 

――印象深い試合は?

(高田) 負けた試合の方が沢山覚えてます。昨年は酷かった。まぁ負けまくった。ゴールデンウィークに松本山雅とやって0-4で負けた試合。あれは昨年の中で一番覚えてる。試合も良いとこなしで完敗したのもあるんですけど、うちがホームなのに、相手サポーターの方が明らかに多いし。全てにおいて負けたなって感じ。しかも数年前に上がってきたチームでしょ。クラブとして全部の面で負けたっていうのを突き付けられた。試合以外の面でもショックが大きい。

 

――松本山雅サポーターの地元愛、ハンパないですからね。

(高田) 元々ピッチの外を見るようなスタンスで入ってるので そういうところが目に入っちゃって。この辺もそうなんですけど、FC東京のポスターがバンバン貼られているのに、うちのは出てない。そういうことに目を配る瞬間がいやおうなしに出てくる。そこら中にフラッグが出ていて、ポスターが貼ってある環境だったらそういうことに対する考えは及ばなかったと思うけど。なんでうちのは見ないんだろうとか。無理やりプラスに捉えるなら、地域に根差すことの意味を考えるきっかけをもらえたことかな。

 

――そのあたりの話っていうのは、サポルトにはないですよね?

(高田) そうですね なので反面教師的に、もうちょっと地域に積極的にかかわってる描写は描きたいなと思ったんですけど。

 

――ところで、どうして木更津を舞台にしたのですか?

(高田) 既存のクラブがないところをまず探しました。その中で一番物語映えするところはどこかなっていうのをスタートにしたんですけど、割と木更津は、ぽんと出てぽんと決まった。モデルを作りたくなかったんです ここってあそこがモデルだよねっていうのは。

 

――木更津は度々行かれるのですか?

(高田) 取材やら ロケやらで3ヶ月に1回は必ず行ってるかな。こういうところを使いたいってときは取材だし、普通の街角の風景をひたすら撮りまくるってロケハンもちょいちょいあるし、なるべくありのままの風景を使いたいなっていうのがあるので。

サポルトとヴェルディのコラボ企画

※サポルトとヴェルディのコラボ企画

 

――天皇杯とジャイキリ(ジャイアントキリング)、水戸ホーリーホックとガルパン(ガールズ&パンツァー)のように、漫画とサッカー、そして地域とのタッグを考えたことはありますか?

(高田) 木更津ではないけど、ヴェルディではもうやりました。「サポルト!木更津女子サポ応援記コラボ企画」というイベントです。昨年の9月のジェフ千葉戦に、サイン会と、PVをビジョンで流してもらうのと 単行本の販売と Tシャツとマフラー作ってそれの販売。女子サポってキーワードでやったので女子サポチケットみたいな応援講座をやったらしいですよ。僕はサイン会で見れなかったんですけど、コアサポの何人か呼んできて、ちゃんと講座をやったらしいですよ。それとは別に、ここ数年ずっとやっている『サポーター体験ゾーン』でも、去年から体験記念ポストカードを作ってそれを来てくれた人に配っていて、そのイラストを描いたりしました。

※『サポーター体験ゾーン・体験記念ポストカード』

――グッズのデザインは高田さんがしたの!?めっちゃカッコイイです!

(高田) このデザインは、木更津FCのエンブレムをモチーフにしていて、こういうのがむしろやりたかった。自分がデザインしたいという欲求が昔からあったし、 漫画もユニフォームも表現のひとつなんですよね。もちろん仕事でもあるんですけど。

それで、せっかくなので、サポルトの舞台が木更津なので、ジェフ千葉戦にあてようと。それもあってスケジュールはタイトだったし、あまり準備する時間はなかったですけど。どうせやるならジェフ戦だろうって、結構巻きでやった覚えがありますね。試合は、1対1だったのかな。うちが早い時間に先制して、終了間際に追いつかれて、それを決めた選手が、木更津出身の吉田眞紀人選手だったりして。運命感じましたね。

 

――この日にかける想いが伝わってきますね〜。

(高田) 当日は朝イチで木更津に行ってそこから味スタに行きました。(笑) 木更津コラボだったら、木更津から味スタに行くべきだろうと、わざわざ始発の高速バスに乗り込んで、新宿から木更津に向かい、木更津から味スタへ折り返したんです。普通に行ったら味スタまで30分もかからないですけど、この日は6時間かかりました。(笑)あの日は集大成みたいな日でしたよ。今年もやりたいと言ってくれてるので、もしかしたら出来るかもしれない。

 

――ハンパないヴェルディ愛ですね。

(高田) そう言われるとこそばゆいんですけど、元々こういうことをやりたかったんです。サポーターとして自分を何者かにしたいって欲求があった。例えばグッズのデザインだったり、自分に何か出来るかなってことを心のどこかでずっと思っていたのがようやく形になったかな。それが愛なんだと思う。

余裕がないJ2クラブだからこそ、自分たちがやらないとって話になりやすくなるし、規模が小さいクラブはそういうことになりやすい。うちは相当規模が小さいし観客も少ないので、自分たちのできる余地が沢山あるのは幸運なことなんです。

クラブに対しての不満はあるけど、それに対してまだ何もできていない。近所にFC東京、川崎フロンターレっていうものすごい良いお手本があるのに、全然学べてないし、足りないところはたくさんある。まずすべきなのは、東京ヴェルディと名乗ること。ヴェルディではなく東京ヴェルディと名乗る。地域への愛を示して、地域に積極的に絡んで行かないとダメ。東京のクラブだということを意識的に発信することが大切なんだと思う。

サポルトに込めたメッセージ

――改めてサポルトは、どんな人に読んでもらって、何を伝えたいですか?

(高田) 一番はサポーターが読んで、こんなんじゃねぇよって言われないように心掛けている。サポーターのリアルを描こうとしてるわけではないんですけど、こんなサポーターはいないとか、俺たちがやってるのはこんなことじゃないって言われないようにしたいっていうのを心掛けている。サポーターに対して失礼のないように書きたいなと。幸い目に見える反響としてはよくぞ描いてくれたという声があるので、そこに関しては出来ているのかなという気がしてますね。

読んだらゴール裏のことが分かるよってわけではないですけど、ただ騒いでるだけでしょって人に対して、具体的なビジョンを与えることが出来れば成功したといえるのかな。結局集団で騒いでると人の塊としか見えない。でも一人一人に顔があって、それぞれの人生があるわけで、そういうことを切り取っていくだけでも相当面白い。

学生だった子が就職して、結婚して子供ができて、嫁さんに怯えながらたまに来るみたいな。家で風当たり強いんだろうなっていう感じって面白い。サポーターって選手より多彩なバックグランドあって楽しいんです。そういうところを読んでもらえればいいのかな。

 

――サポルトでは、応援される選手ではなく、応援するサポーターにスポットを当ててるじゃないですか。ボクの周りにもサポルトを読んだのをきっかけに、ゴール裏行ってみたいという声をよく聞きます。

(高田) それは有難いですね ゴール裏の人が自分たちを描いてくれるっていうのと同じくらいに ゴール裏に行ってみたくなりましたという感想はとても嬉しい。

ゴール裏って案外敷居が高いんですよ。それが低くなるというのは大きいですね。だから“サポーター体験ゾーン”を設置したりして、とにかく敷居を下げようとしている。そういう仲間の姿勢も見てるし、そういう意味では、自分のところのゴール裏の反映であるので、こうあるべきっていうことをあまり押し付けちゃいけないなっていう考え方をもったのは、ヴェルディのゴール裏の仲間がいるからなのかな。

だから、サポルトに登場する3人の女の子のキャラクターに自分を投影しているんだと思います。自分が見て感じたこと、その体験をしてもらってるのが真ん中の主人公の女の子(ムー子)で、両脇(風夏とあゆみ)は自分の理想形なんです。自分は結局サポーター団体には入らなかったんですけど 団体に入って毎試合楽しくやってるっていう人生が有り得たとしたらそれは理想だったんだろうなって。もう一つは、もっともっと前のめりに楽しめたかもしれない人生もあったかもしれないって思ってる。サポルトがそのきっかけになれば嬉しいですね。

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Jリーグを盛り上げたい。日本代表にもっと強くなってほしい。もしそう望むのであれば、もっともっと、サッカーを楽しむ人が増えること、そして、願わくば、その一人一人に愛するクラブがあることではないだろうか。

愛するクラブのために、全身全霊をささげることを厭わない。そんな彼らサポーターが詰めかけるゴール裏は、一見、排他的な空気に包まれているように感じるかもしれない。それは、ゴール裏を一つの塊だと認識しているから。「サポルト」で描かれているのは、主人公「ムー子」をはじめとする一個人であり、彼女らを取り巻く人間模様、そこにあるリアリティーである。

ぜひ、この指南書を手に入れてほしい。そして、一刻も早くゴール裏へ駆けつけてほしい。そして、そこから沸き起こる喜怒哀楽を謳歌しよう。

<サポルト!木更津女子サポ応援記>

取材後記

下高井戸という雑多な街が似合う人。物静かな立ち居振る舞い、滲み出る個性。初対面の高田桂さんから感じ取れたのは、アーティスト特有の風格でした。

今回のインタビュー内容の中に、絶対に入れておきたい項目が1つありました。それは、「好きなことを仕事にするためにどうすればいいのか。」という質問です。

漫画家という将来の夢を叶えて、趣味だったサッカー観戦が仕事に進化して、この2つが織り成し誕生した「サポルト」があって。

きっとボクと同じように、高田さんのそんな生き様に憧れる人って少なくないと思うんです。だからどうしても聞いてみたかった。好きなことを仕事にする方法。

好きというのは、好奇心が止まらなく芽生えて、探究心が尽きないということ。忍耐ではない。結果がそうなっていただけ。高田さんが話してくれたことを、ボクはこのように理解している。とことんであること。そして、付け加えるなら、チャレンジを継続することなのかもしれない。

サポルト出版に至るまで、高田さんは出版社に何度も企画を持ち込み、断られる度に同人誌という形で、自力で発信を続けてきた。当時、邪道だという風潮があったにもかかわらず、発信を止めることはなかった。

その類稀な発信力は現在も続いていて、 #マイサポルトスタジアム でツイッター上に投稿されるサポルトをスタジアムに連れていってという企画を生み出したり、

https://twitter.com/uchikokya/status/850049785163677697

#塗ってもいいのよ・ぷち と題して、色の入ってない原画をネット上に拡散して、ユーザーそれぞれが好きなチームの色を足していくという企画もツイッター上で盛り上がりを見せている。

好きなことを発信する。それが多くの共感を生み出し、多くの人を巻き込んでいく。そして圧倒的に応援されるようになる。好きなことを仕事にするために欠かせないこと、それは応援という推進力があってこそではないだろうか。

長時間に及んだインタビューに快く応えてくれた高田桂さん、ありがとうございました。

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