あなたの好きなことは、あなたの個性。個性がなければ選ばれない時代
小説や歴史が好きなら、その面白さや奥深さをTwitterで発信すればいいのに。
SMAPが好きで、エレクトーンの上級者で、声楽を学んでいた。だったら、コンサートでも開けばいいのに。
ロックが大好きで、ロックなファッションが好き。だったらロックなお茶を作ろうよ。
これ、何のアドバイスかと言うと、小説や歴史か好きなデザイナーへの、SMAP大好きなエステシャンへの、ロックが大好きなお茶農家さんへのアドバイスなんです。
好きなことを仕事と組み合わせてみよう、そうすることで個性的になり、圧倒的な価値になる。
このような突飛なアドバイスを、これまでボクはどれだけ目撃してきただろうか。
師匠のアドバイスは、一見、ぶっ飛んでいます。いや、いつもぶっ飛んでるなぁ。(笑)
もっともっと仕事を楽しまなきゃ、儲かるよりも楽しさを優先しよう。今でこそ、云々と納得できるアドバイスですが、初めて目の当たりにした人にとっては驚愕の一言に尽きるはず。
なぜならボクも全く同じ体験をしてきたから。でも、ボクの時と今とでは、一つだけ大きな違いがあります。
それは、SNSがなかったこと。
10年前、ボクはエクスマと出会いました。目的は、2号店の集客のため。売れる販促物を作るため。でも、そんなボクに師匠がくれたアドバイスは、「サッカー出せよ!」の一言でした。
正直な話、面食らいましたよ。だって売上欲しかったし、サッカーは趣味だし、仕事は美容師だし。
でも不思議なことに、反発心など微塵も感じなかった。むしろ、「え!ホントにやっても良いんですか!」と聞き返したくらいだった。
ボクは師匠に身を任せることにした。
そうしたら、サッカーを前面に押し出したチラシは大ヒットするわ、サッカー好きのお客さんが集まってきて、フットサル大会を開催するようになれば、サッカーをきっかけにたくさんのお客さんに愛されるお店になった。
で、今は何をしているのかといれば、サッカージャーナリストになった。今夜もJリーグの取材だし。ことの経緯はまた別の機会にお話しするとして、今ボクが一番伝えたいことは、アドバイス通りにやって欲しいな。ただそれだけ。
好きなことを仕事に取り入れる。これはカンタンなことでもあるし、難しいことでもあります。
なぜカンタンなのかというと、それは、SNSがあるから。
誰にも迷惑かけることはないし、コストもかからない。どんなことを発信しようか、ワクワクしながらやればいい。
ただし、難しいこともあります。
それは、「確かに好きだけど、他にもたくさん好きな人はいるし。」「私なんかよりも、もっと詳しい人いるし。」という自信の無さ。そんなこと気にしても仕方がないんですけどね。
まずはやってみる。起きてもいないことを考えても仕方ないし。反響が出るまで続けてみよう。その反響は必ずあなたを勇気付けてくれるはずだから。楽しむ覚悟をもって、好きなことをしてみましょ。
あなたの好きなことは、あなたの個性。個性がなければ選ばれない時代なのだから。
〈了〉
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