鈴木国友のプロ初ゴールで湘南がプレーオフ進出!インテンシティの高い90分だった。
ルヴァンカップGS第6節 湘南ベルマーレ2-0V・ファーレン長崎(BMWスタジアム/6,273人)
35分 端戸 仁(湘南)
37分 鈴木 国友(湘南)
ルヴァンカップGS第6節 勝てばグループステージ突破の湘南、長崎は引き分け以上でプレーオフ進出が決まる。湘南、長崎ともに4日前に行われた前節のリーグ戦からスタメン全員を入れ替えて臨んだ。
U-21の選手を1名以上先発させなければならないというルヴァンカップ独自のレギュレーションにおいて、湘南は齊藤 未月、石原 広教、金子 大毅のU-21の選手3名に加え、大卒ルーキー鈴木 国友がホームBMWスタジアムでの初先発、端戸 仁がゲームキャプテンを務めた。
負けたら後がない湘南は序盤から果敢に攻撃を仕掛ける。ボランチの齊藤 未月が積極的に前線に顔を出しドリブルシュートを放てば、右の石原と左の表原 玄太がサイドから好機を演出。
35分、左サイドでボールを受けた表原が一対一を仕掛ける。ワンフェイントでずらし、抜き切らないままゴール前にライナー性のクロスを放り込む。クロスがディフェンダーに当たり、目の前に溢れてきたボールを端戸が冷静にゴールに流し込みラッキーなら形で湘南が先制に成功する。
その2分後、金子がいれたくさびを鈴木が落とし、山口 和樹がワンタッチでディフェンスの背後に鮮やかなスルーパス。鈴木がそのまま持ち込みGKの立ち位置を見極めてゴール右端を狙いすまし追加点を挙げる。試合は2-0のままタイムアップ、集中力の途切れなかった湘南が無失点で勝利。プレーオフ進出を決めた。
「普段ゲームに出ていない選手が頑張ってやることはチームにとしても良いこと。」とこの日、現役初のキャプテンマークを巻いてプレーした端戸。「ずっと憧れていたピッチでした。これまで悔しい思いを抱えていた。」と語った鈴木がプロ初ゴール。
湘南スタイルを継承する若手の躍動、そして意地を見せたベテランの存在感に曺監督は目を細めていた。
〈了〉
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