サッカー馬鹿

2018.7.4

今大会のイングランドはツイテル!<ロシアW杯19日目>

今大会のイングランドはツイテル!<ロシアW杯19日目>

今大会はイングランドが優勝するのではないかと、密かにそう思っている。なぜそう思うのかというと、彼らは強運を持っているようでならないからだ。
 
これまでの戦いぶりを振り返ると、これほど順当に勝ち上がってきたチームは他にはない。そんな印象があるからだ。
 
イングランドが属すグループGは、第1ポットに強豪ベルギー、そしてチュニジアとパナマが在籍していた。二強二弱と目されていた力関係はそのまま対戦成績にも反映された。
 
それに対戦順序にも恵まれている。ベルギーとともに2連勝を収め早々にGL突破を決めた両チームは順位決定戦に値する第3戦を互いに主力選手を温存して臨むことができた。
 
第3戦の結果はベルギーに敗戦。奇しくもこの敗戦がトーナメントの配置に優位に働きかけることになる。一位通過のベルギーは、ブラジル、フランス、アルゼンチン、ポルトガル、ウルグアイなど列強国がひしめくトーナメントの一角に名を連ねることになり、一方の2位通過のイングランドは、このレベルでの実力差に大差はないという前置きしながらも、もう一角の山と比べると比較的楽な組み合わせといってもいいのではないだろうか。
 
ただし”初戦を除く”という一文を付け加えておきたい。なぜならイングランドにとって一番の山場と考えられるのが、強豪コロンビア戦との初戦、今大会初の南米勢との対戦だからである。そして予想どおり、コロンビアとの一戦に臨んだイングランドは苦戦を強いられた。
 
相手のラフプレーによりPKを獲得したイングランドはケインの一振りで先制に成功する。しかし試合終了間際にCKからミナに豪快にヘディングシュートを叩き込まれ土壇場で同点に追いつかれる。延長戦でも決着がつかず勝敗の行方はPK合戦に委ねられた。
 
過去の三大会、いずれもPK合戦で膝をついてきたイングランドにとってPK決着は「嫌な予感しかしない」はずだ。しかし、今大会は違った。GKピックフォードのスーパーセーブでイングランドが4度目の正直。苦しみながらも難所を切り抜けた。
 
優勝候補にイングランドを推すもう一つの理由がある。それはFWハリーケインの好調ぶりだ。現時点で6ゴール、このまま好調を維持することができれば得点王も夢ではない。イングランドは次戦はスウェーデンと、その先の準決勝はロシアとクロアチアの勝者と対する。

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