コンサル

2020.1.16

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美容室選びに迷うお客様のために、美容室の方からお客様を選ぶべき。

こんにちは 勝村大輔(@gunners5050)です。

この記事を書いているボクは、現役の美容師です。

美容師歴25年、人口20万人の市内に20坪ほどの小さな美容室を営んでいます。お店はまもなく開業から15年目を迎えます。

 

お客さまを選ぶと、幸せになります。

 

下記のツイートは、ボクが勤務時代に体験した出来事でした。

 

お子様のカットは、親子三者カウンセリングが必要かも。ww

てか、冗談抜きで、

昔勤めていた美容室で、息子の髪型が気に入らないと親が乗り込んできて、

担当美容師にビンタした件を思い出した。

コレマジ話。

幸いボクは休みだったけど。

 

上記は勤務時代にあった実話です。

 

当時は、大衆店に勤めてました。

「すべての人を、美しく」

おそらく、こんな感じのコンセプトだったと思います。

この美容室は、お客さまを選んでなかったので、さまざまなタイプのお客さまが、ひっきりなしに来店していました。

客数だけでいうと、繁盛店でした。

ただし、安価で技術を提供していたので、スタッフは常に疲弊していました。

トラブルの発端は、明らかでした。

 

  • さまざまなタイプのお客さまが来店
  • 薄利多売
  • スタッフが疲弊

 

この美容室に勤務していた美容師は、あまり幸せではなかったように思います。

その証拠は、低すぎるスタッフの定着率でした。

ボクが目指すお店づくりは、真逆です。

 

  • お客さまは美容室選びに迷っている
  • お客を選ぶ
  • 美容室は「プロジェクト」

 

順を追って説明します。

お客さまは美容室選びに迷っている

お客さまは、美容室選びに迷っています。

 

「どのお店も似たり寄ったり」
「私が行っても大丈夫?」
「どんな人が担当してくれるの?」

 

不安は尽きません。

自分の店は個性的だと思っているのは、美容室側の思い上がりです。

お客さまから見れば、お店の数が多いほど、どの美容室も似たり寄ったりです。

温泉旅館やホテルを選ぶ時と似ていますよね。

設備も、お料理も、温泉も、見れば見るほど、決め手を見失う感覚。

味わったことありますよね?

結局、口コミやレビューなどを参考にしてしまう。

他人の意見に頼る他ないからです。

そして、どうにかお店を決める。

次に襲いかかるのは、

 

「私が行っても平気かなぁ?」

 

という不安です。

変に敷居が高さが気になってしまったり、
どんな格好して行けばいいのか考えてしまったり、

雰囲気が掴めないのです。

一番の不安は、何と言っても、

 

「どんな美容師が担当してくれるの?」

 

という不安です。

もし、

「チャラ男だったら?」
「無愛想なお姉様だったら?」
「無口なオッサンだったら?」

 

「私の要望を理解してくれないかもしれない!?」

 

ボクたち美容師が想定すべきは、お客さまは美容室選びに苦労しているという点です。

お客を選ぶ

なぜ、お客さまは、お店選びに迷うのか。

その答えの一つは、

 

お店が、お客を選んでいないからです。

 

お客を選ぶことは悪いことではありません。

むしろ、親切です。

お客を選ぶということは、

 

「当店が提供する商品やサービスは”このような方”に喜んでいただけます。」

 

と、お伝えすることです。

ニュアンスは似てますが、ドレスコードのような厳格な規定を設ける必要はありません。

まずは、お店に相応しい(来て欲しい)お客さまを想定する。

そのお客さまが好む雰囲気を演出します。

だからといって、外観やインテリアを変える必要はありません。

例えば、

 

  • BGMを変える
  • 装飾品を変える
  • 接客やオペレーションを工夫する

 

もっともカンタンに雰囲気を演出できるのは、BGMです。

アニメソングをかけるだけで、子供向けを演出できるし、ジャズをかけると、しっとりと落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。

音楽ほど、ジャンル分けが明確なものは珍しくですからね。

装飾に関しては、一輪挿しを飾るだけでも、お店の雰囲気をカンタンに演出することができます。

大切なのは、自分好みではなく、お客さまの好みを意識した雰囲気を醸し出すことです。

 

お店に相応しいお客さまに喜んでもらう一方で、お店に相応しくないお客さまに”場違い”を認識してもらう。

 

お客を選ぶことで、ミスマッチを未然に防ぐことができます。

お客さまの「こんなはずじゃなかった!」を防ぐことは、親切であり、サービスの一環です。

美容室は「プロジェクト」

最後にお伝えしたいのは、美容室は「プロジェクト」という考え方です。

 

プロジェクト = 目的を成し遂げるためのチームです。

 

例えば、

ある美容室は、トレンドを生み出すことをミッションに掲げる。

その美容室のミッションに共鳴した美容師たちが、その目的に向かって共闘する。

ある美容室は、40歳以上の女性のアンチエイジングのお手伝いをミッションに掲げる。

その美容室のミッションに共感した美容師たちが協力して目的を実現する。

 

  • お店が目指す方向性が明確であること。
  • スタッフ全員と目的を共有していること。

 

喜んでもらえるお客さま像が明確なので、それは、言い換えると、お客さまを選んでいるということになります。

結果、お客さまに選ばれやすくなります。

お客さまを選ぶことは、ある意味、恐怖です。

多くの経営者は、願わくば、多くの人から選ばれたいと思っているからです。

しかし、今こそ、美容室はプロジェクト化に向かうべきです。

なぜなら、飽和状態は、火を見るより明らかなのですから。

昨年、美容業界はピークを迎えました。

 

  • 店舗数が過去最多
  • 倒産件数も過去最多

 

淘汰の勢いは、まだまだ続くでしょう。

だから、美容室選びに迷うお客様のために、美容室の方からお客様を選ぶべき、と思うわけです。

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