コンサル

2020.2.21

仕事が遅い美容師は雑魚(ざこ)【仕事を速くする3つの方法を解説します】

2. 改善方法は3つある

目標売上を設定する

あなたの売上目標はいくらですか?

例えば、月間100万円に設定したとします。

勤務日数は20日/1日8時間
客単価は6000円とします。

※客単価は全国平均で設定しました。

そうすると、

1日の平均売上は5万円
1日の平均客数は8名

こなさなければなりません。

案外、余裕ですよね。

ところが、週末に来客が集中することを想定すると、1日の来客が15名を超える日も珍しくはないはず。

こうなると、一人当たりのカット時間を30分以内で収めないとならなくなる。

まずは目標売上を設定する。

目標売上から逆算すると、施術時間の限界値が明らかになります。

同じカットなのに、普段は1時間かける。忙しくなると30分で終わる。

この仕事のやり方では、信頼されませんよね。

時間単価を高める

自分はこだわっている。
妥協するつもりはない。

だからカット時間が長いのは仕方がない。

こういった美容師もいるかもしれません。

そのこだわりを貫くのなら、カット料金を値上げする他ありません。

時間単価を意識してみましょう。

カット料金が4000円、カット時間が1時間なら、時間単価は4000円になります。

カット料金が4000円、カット時間が30分なら、時間単価は8000円になる。

カット料金を8000円にすれば、時間単価は上記と同じ金額になるわけです。

値上げをするのか、あるいはカット時間を短縮するのか。

価格を決める権限がないのなら、仕事を速くするしかありませんよね。

俯瞰視点を持つ

3つ目は、技術的な視点です。

仕事が遅い美容師は、手元の作業に集中しがちです。

特にカットが遅い美容師は、最終形のイメージが曖昧なため、行き当たりばったりの作業に陥る傾向があります。

そうなる理由は、俯瞰(ふかん)できないからです。

俯瞰とは、鳥の目線で、全体像を把握すること。

例えば、

クルマの駐車が上手いドライバーは、まるで空からクルマを眺めるように、空間を把握し、枠内にクルマを納めることができます。

カットラインに置き換えると、目の前では□(四角)に見えても、上から見ると○(丸)に見え、一歩離れると球体に見えます。

手元に集中し過ぎると、全体像を捉えることができなくなります。

これがカットに時間がかかる最大の理由です。

視界を広げることで一気に仕事は速くなるはずです。

3. トレーニングを積み重ねる

これまで仕事を速める考え方と技術的な視点を解説しましたが、詰まるところ、仕事が遅い一番の要因は技術力不足です。

トレーニングしてますか?

プロなら、練習すべきです。

プロスポーツ選手のように、鍛錬を重ねるべきです。

大して上手くもないのに認めようとしない。
妙なプライドを抱えている。

お客さまのためとか言いつつも、自己満足に溺れているだけ。

厳しいようですが、これが現実です。

かつての自分も似たような道を通ってきたので、おそらく間違いないと思います。

仕事を速くするということは、何かを省略することではありません。精度を高めることです。

まずは100万円プレーヤーを目指しましょう。

ここまで到達して、初めてプロと呼べます。

今回は以上です。

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