2回目の更新でこんばんわ!
かっちゃんです。
今回はですね、ボクの地元、神奈川県大和のことを書きます。
新宿まで50分、横浜まで25分、アクセスに恵まれた大和は、人口約20万人、ベッドタウンとして栄えてきました。かつては、ダグラス・マッカーサーが降り立った厚木基地の影響で軍人の歓楽街として賑わっていたそうです。当時の名残りなのか、大和駅周辺には、古くから営まれている飲み屋が多く、いまだストリップ劇場もあり、ディープな街としても知る人ぞ知る、昭和の香りが色濃く残っています。
そんな大和ですが、デパートがない。気の利いたお店がない、という理由、アクセスが良いという理由で、地元の買い物客は、横浜や町田などの大きな街に流れてしまうのです。
それを危惧した市は、駅前を整備し、区画整理し、近代化への道を歩み始める。昨年から始まった再開発は、大ホールや図書館を伴った商業施設を建設するなどの大掛かりな工事が進んでいます。
でもね、「どこ目指してんの?」
って感じなんですよねー。
利便性や快適性を求めることが悪いと言っているわけではないですよ。ただ、画一化が進むに連れて、これまでの魅力が失われてしまうような気がするのです。
横浜に近づこうとしてない?
海老名を越えようとしてない?
神社を潰してまでも再開発を進める真意が理解できません。
不便だから人が集まらないわけではない。魅力を感じないから人が集まらないのです。
先日、ボクが大和で開催したセミナーは、全国各地から55名の参加者が集まりました。
会場は、純喫茶フロリダ。
昭和の香りが色濃く残る、超老舗の喫茶店です。
この日は、飛行機に乗ってきた人もいれば、電車に乗ってきた人もいるし、市内のホテルに宿泊した方も数名いらっしゃるし、40名の方々が懇親会に参加し、タクシーで移動しました。ちなみに参加費は一万円、ランチをした方、コンビニで買い物した方もいます。
スゴイ経済効果ですよね?
純喫茶フロリダの昭和の雰囲気に、参加者の皆さんは、写真を撮りまくり、チェックインして、ソーシャルメディアで発信しまくってました、その発信を見て、「行ってみたい!」というコメントも沢山入っていました。この日のソーシャルメディア上は、純喫茶フロリダの話題で持ちきりでした。
スゴイ拡散力だと思いませんか?
もし、セミナー会場がスタバだったら、同じ現象が起きていたでしょうか?もし、ボクがこの日のセミナーを、フロリダ族マーケティングセミナーと名付けていなかったら、「フロリダ行きてぇ~」、当然こんなコメントはない。
純喫茶フロリダを中心に、ボクは大和の魅力をプロモーションしました。
新しいものを作ったわけではありません。今あるものを魅力という付加価値を付けて発信しただけ。
独自の価値は、既にあるのです。地域もお店も、商品やサービスも一緒。
だからね、画一化なんて目指しちゃダメなんです。
「大和っておもしれ~」
たくさんの人にそう思ってもらえるような街にしたいな~
ボクも好きだからね。
大和。
それではまた。