サッカー馬鹿

2015.3.28

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長谷部、山口起用に見たハリルイズム〜チュニジア戦〜

わずか20分で試合を決めた、日本代表三種の神器。

IMG_4269撮影:清水

香川、本田、岡崎。

スピーディーな攻撃をミッションに攻撃を繰り出す前半戦の日本代表でしたが、試合を決めたのは、後半途中から投入された、旧レギュラー陣、いつもの顔ぶれが、いつも通りの活躍を見せてくれたチュニジア戦。

2-0 見事な完封勝利を収めた新生日本代表でしたが、ハリルホジッチ監督の不満な表情が、妙に穏やかではない。

勝つには勝ったが、監督が思い描いた勝利ではなかった。試合後のハリルホジッチの表情には、満足感はなかったように感じたのは、きっとボクだけではないのではないでしょうか?

ワンタッチプレー、そして、スピーディーに裏に抜け出す。ハリルホジッチの指示を忠実に遂行した先発メンバーには、川又、永井、武藤、清武、真新しい初陣には、ハリルホジッチのメッセージが込められていたように感じる。

準備期間が短かったことは否めないにせよ、単調な攻撃に終始した戦いは、退屈にさえ感じられた。本来なら、個を活かす布陣であったはずが、個を犠牲にするあまり、結果として、選手の特徴を殺してしまう負の連鎖が生じてしまったのではないか

IMG_4268撮影 清水

この光景を、2002年W杯の指揮官、トルシエ監督の戦術と重ね合わせてしまったサポーターも多いのではないでしょうか。規律を重んじ、個を消してまでも己の戦術を曲げない、それでも結果を残し続けた当時の日本代表でしたが、そのころの日本代表と、現在の日本代表では、実績がまるで違います。

本田、香川を外してのぞんだハリルJAPANを、つい中村俊輔を干したトルシエと重ね合わせたことが、早合点であってほしい。つい、そう願っしまった。

しかし、この試合の一番の見所は、試合途中に総入れ替えした攻撃陣ではなく、これまで日本代表の心臓とまで呼ばれるほどの活躍を見せてきた遠藤に代わり、長谷部と山口、両選手が機能していた点に集約される気がします。

スピーディーな攻撃の副作用であるカウンターを防ぐ素早いケア、遠藤のような攻撃の起点とは行かないにせよ、守備に安定感をもたらしたことは、ハリルホジッチにとって大きな収穫だったのではないでしょうか。

個人的には、パスセンスが光る青山、柴崎の投入を期待してましたが、今野の投入に終始したところに、ハリルホジッチの真意が伺える。

勝利にこだわる。そう宣言していたハリルホジッチは、予告通りの勝利を収めることに成功した。それに加えて、攻撃陣をテコ入れすることで、選手間の競争意識を植え付け、活性化することにも成功した。

この試合をコントロールしていたのは、紛れもない、ハリルホジッチだったのだ。

次戦の先発メンバーに改めて注視したい。

サッカージャーナリスト/ご飯馬鹿 勝村大輔

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