サッカー馬鹿

2015.5.15

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日立台を演出する”柏熱地帯”の熱気〜柏レイソルvs湘南ベルマーレ〜

想像以上に熱かった・・・。

サポーターが創り出すスタジアムの熱気は、ボクの想像を遥かに超えていた。

▼平日のナイトゲームにも関わらず6701人の観衆が詰め掛けた日立台
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Jリーグ第12節 柏レイソルvs湘南ベルマーレ

Jリーグ随一の臨場感として知られている、柏レイソルの本拠地、”日立台”その理由に挙げられるのが、サッカー専用のスタジアムであることに加え、ピッチとスタンドの距離だ。

近い。とにかく近い。

だから、目だけでなく、耳でサッカーを感じることができる。選手同士がぶつかり合う音、指示を出す監督の怒声、そして、両チームのサポーターが繰り出す”ド迫力のチャント合戦”。その中心となっているのが、ホームゴール裏のサポーターシート”柏熱地帯”だ。

スタンディング専用の1階に、座席こそあるものの座ることの許されない2階席、急階段で2階構造の”柏熱地帯”は、ビルの4、5階に匹敵する高さがあり、立っていると恐怖さえ感じる。そこに集結した黄色一色のサポーターは、手を上げ、声を張り上げ、チャントのリズムに合わせてジャンプし続ける。スタンドに迫るド迫力を演出しているのは、彼らから発せられる異様なくらいのパワーと熱気だ。

Jリーグ随一と言われる臨場感を創り出しているのは、スタジアムの構造だけではない、柏熱地帯を中心に生み出される、スタンドの圧倒的な一体感なのだ。

日立台は、サッカーを10倍面白くする。そう言い切っても過言ではない。

▼迫力の”レイソル熱地帯”ホームゴール裏の異常な熱気
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ACL決勝ラウンド1回戦、水原三星とのアウェイ戦を、翌週に控える柏レイソルは、これまで主力を担ってきた、レアンドロとキム・チャンスを温存し、今季初先発のサイドバック藤田を起用するなど、ターンオーバーで挑む。対する湘南ベルマーレは、昨季、圧倒的な強さでJ2を制覇した、その時の勢いは感じられず、久しぶりのJ1の舞台で、ギリギリの戦いを強いられている。

ACLでの躍進が続くレイソルといえども、ベルマーレと同様に、今季のJ1では、中位を辛うじて彷徨うチーム状態なだけに、試合も、技術的なミスが多く、決定機も少ない、あまりに淡白な試合展開となった。

低調なチームに、声を荒げるサポーターがいた。


▼試合後の選手・監督に叱咤激励が飛び交う

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柏レイソル0−0湘南ベルマーレ

確かに意義深いスコアレスもある。ドローから得られる勝ち点1は、終盤になってから物を言うかもしれない。だとしてもやはりゴールシーンのない試合は盛り上がりに欠ける。

試合後、チームの低調なパフォーマンスに怒りを露わにしていたサポーターがいた。そのサポーターは、ゴール裏のサポーター席、”柏熱地帯”の住人ではない。メインスタンドの前列に座る老紳士だった。

老紳士が着ていたユニフォームの背番号は「9」、KITAJIMAと記されていた。そのオールドモデルのユニフォームは、長年チームと共に歩んできたサポーターである証のようでした。試合中一度ども立ち上がることがなかったその老紳士は、試合後、ロッカールームに引き上げる選手たちに向かって、突然、立ち上がり、大声で叫び出した。

『吉田(監督)ーー!!』
『こんなんじゃ次も勝てねーぞ!』

そして、その老紳士の怒声に吊られるように、傍に座る中年の男性たちが、次々と立ち上がり、大声で叫び始めたのです。

その声が、野次なのか?それとも、叱咤激励なのか?その真意は当人でないとわからないが、メインスタンドがこれほどまでに騒然とする経験をしたのは初めてだった。

チームを支えているのは、”柏熱地帯”のサポーターだけじゃない。
日立台の熱気を創り出してるのは、この老紳士のような、往年のサポーターなのかもしれない。

勝村大輔

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