「宇佐美が見たい!」遠藤も今野も藤春も、新旧日本代表選手が揃う昨年の三冠王者ガンバ大阪。1stステージ逆転優勝に、もう一戦も落とせない。ACLでも好調を維持するガンバを「一目見たい!」しかも対戦相手は、リーグ4連勝中の好調Fマリノスである。現在3、4位(ガンバは暫定)を走る好調同士の対戦ですから、”サッカー通”なら誰もが、日産スタジアムに駆けつけたい衝動を抑える方が難しいだろう。だが、”サッカー馬鹿”は敢えてココ、「shonan BMV 平塚スタジアム」にやってきた。
J1 1st 第14節 湘南ベルマーレvsサンフレッチェ広島
J1 1st第14節 湘南ベルマーレvsサンフレッチェ広島
圧倒的な強さを見せつけた昨年のJ2優勝、11年ぶりのJ1昇格を果たしたベルマーレに地元のファン、サポーターも胸躍らせているに違いない。その証拠に、今季これまでのホーム観客動員数は12400人、人数こそ平均値を超えることは難しいが、BMVスタジアムの収容率は平均80%を超えている。日々高まるサポーターの声援は、古豪復活への期待が込められてるようだ。
これまで13節を終え、5勝3分け5敗、現在8位のベルマーレは、5勝のうち4勝をホームで勝利、地元平塚ではめっぽう強い。上位チームの負けを下位チームの勝利で補うように勝ち点を積み上げる、実に、しぶとい戦いをしている。
対する相手サンフレッチェ広島は、近年最も安定したチームであることに疑いの余地はない。チームに安定感をもたらしてるのは、佐藤寿人らベテラン勢に加え、千葉、水本、青山、塩谷などの中軸を担う選手、その名を聞くだけで、充実の戦力と言わざるを得ない。さらに、若手の成長も著しい。注目の2選手、浅野と野津田の台頭は、森保サッカーに勢いを与えている。現在2位のサンフレッチェは、首位レッズに4ポイント差で追走も、一試合少ないレッズとの差を考えれば、「もうこれ以上落とせない!」そう、実は今節、最も熱いゲームは、ここ平塚を舞台に行われるのだ。
ベルマーレの粘りを象徴する永木の存在感
▼サンフレッチェにとっては絶対に落とせない一戦だった・・・。
右のドゥグラス、左の柏。
全員攻撃全員守備。ベルマーレ戦術の象徴的な選手がいる。
対するサンフレッチェは、佐藤寿人に代え浅野を投入するなど、
J2での栄光を捨て、J1の戦い方に徹する。
▼この日は、勝利のダンスは見られなかったが、ベルマーレの声援がチームに力を与えている。
自分たちのサッカーに拘ったサンフレッチェと、
確かにそれも頷ける。スタンドのファン、
ここまで中位をキープするベルマーレの戦いは、チョウ・
勝村大輔