なでしこJAPAN、W杯準優勝おめでとう!4年前のW杯から五輪、そして今回と、3大会連続のファイナリストに敬意を表します。ホント素晴らしかった!
FIFA WordCup 2015 Canada Final 日本代表vsアメリカ代表
▼険しい表情で戦況を見つめる佐々木監督
決勝戦に挑むなでしこJAPANの相手は強豪アメリカ。フィジカル、スピード、テクニック、まさにスーパーなチーム。4年前の屈辱に燃えるアメリカに死角なし。戦前の予想どおり、序盤から猛攻を仕掛けてくるアメリカになでしこは劣勢を強いらる格好となった。
格上との対戦という尻込みがあったのだろうか、相手の勢いに完全に受け手に回ってしまったなでしこに、アメリカの容赦ない攻撃は続く。
失点シーンは、余りにも早く訪れた。前半3分、動きの硬い守備陣の意表を突くセットプレーからエース、ロイスに決められ先制を許してしまう。その後立て続けに3ゴールを奪われてしまい、試合開始からわずか15分間でまさかの4失点を献上してしまった。
▲ラストワールドカップに臨む澤選手
佐々木監督は、センターバックの岩清水を下げ、澤を投入。中盤を厚くするシステム変更で応急措置を施す。宮間の負担を澤が補う格好で中盤を活性化。徐々になでしこが試合のベースを握り始め、前半27分、川澄のクロスを大儀見が技ありトラップからシュートなでしこが1点を返す。
さらに得点を目指す。ウイングの川澄を下げ菅澤を投入、サイドバックを高い位置にあげ、ツートップに変更することで打開を試みた。相手オウンゴールで4ー2。
その後、最後のカード岩渕を投入し、果敢に攻撃を続けるなでしこだが、一瞬の隙を突かれ、やってはいけない追加点を奪われてしまいそのまま5ー2でタイムアップ。なでしこのチャレンジは、まさかの大敗に終わった。
序盤の失点さえなければ…。悔しがるファン、サポーターの気持ちもわからなくない、しかし、それ以上にアメリカが圧倒的に強かった。そしてやはり、ファイナルていう舞台は特別だということを改めて思い知った。
世界でたった2チームしか立てない特別な舞台に、ボクたち日本国民が熱狂できたこと、そしてこの素晴らしい舞台に連れて行ってくれたなでしこJAPANに感謝を述べたい。
準優勝おめでとう!感動をありがとう!
勝村大輔