J1 2nd 第8節 柏レイソルvs松本山雅(日立台)
▼日立台はすでにACL臨戦モード
ACL準々決勝に備え、前倒しの平日開催となったJ1 2nd 第8節 柏vs松本 小雨が散らつく日立台に駆け付けたファン・サポーターは7385人。まばらなスタンドに、心なしかサポーターのチャントにいつもの迫力は感じられない。
それもそのはすである。スタジアムの雰囲気は来週(8/25)開催のACL(広州戦)モード一色になっていた。スタジアムの外にはACLのトロフィーが飾られ、記念撮影する人で溢れかえっていたり、スタンドゲート付近に無数に貼られている”柏から世界へ”のスローガンが書かれてるポスターは、否が応でも目に飛び込んでくる。柏のACLに賭ける並々ならぬ意気込みは、今日のゲーム松本戦にも垣間見られた。
▲スタジアム内外はACL一色だった・・・。
広州戦に標準を合わせるかのように、ここ数試合で完全に上昇気流に乗った柏は、松本相手に危なげない試合運びを展開する。
特に前線に並ぶ三人のアタッカーが強烈だ。前節にハットトリックを決めた絶好調のクリスティアーノ、ここ一番で得点を決める工藤、そして、今夏新加入した元ブラジル一部得点王のエデルソンもチームにフイットしつつある。今試合は得点こそなかったが、その迫力は松本相手に脅威を与え続けていた。
一方の松本は、オビナ頼りの攻撃一辺倒に終始。途中オビナを諦め、阿部、ウィリアンと次々に攻撃的な選手を投入するも結局、柏ディフェンスの牙城を崩すことはなかった。
▲松本戦に盤石の勝利!
試合は、34分に豪快ミドルを叩き込んだ武富と、70分、左コーナーキックからのこぼれ球をヘッドで押し込んだ鈴木大輔のゴールで勝負あり。2ー0で松本を降し、暫定ながら2ndステージに首位に立った。
さあ広州戦だ。ボクも思わず、ヤフオクでチケットを入手してしまった。
盤石の勝利を収めた今夜は、まるでACL準々決勝の前夜祭のようだった。
勝村大輔