サッカー馬鹿

2015.9.13

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土壇場で勝ち星を逃したゴール裏の風景〜J1 2nd 第10節 湘南vs松本(BMV)〜

J1 2nd 第10節 湘南ベルマーレvs松本山雅(BMV)

▼多勢が駆けつけた松本山雅サポーター
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正直、面白い試合ではなかった・・・。

堅守速攻を得意とする両チーム同士の戦いは、お互いに相手の出方を伺う慎重な試合運びから始まった。特に松本は、アウェイさながらのセオリー通りの戦いを貫いた。オビナをターゲットに前線に蹴りこみ、一気に後方から押し上げる。身体能力の高いオビナ頼りの戦術は、決して見栄えのいいものではない。それでも愚直に、自らの戦術を繰り返す姿勢からは、J1残留への闘志を感じ取ることができる。

その闘志が身を結んだのは前半16分、左コーナーキックをニアに走り込んだ安藤のヘディングシュートが決まり松本が先制。このゴールは、中央で囮になり相手の目を惹きつけたオビナがもたらしたゴールといっても過言ではなかった。

その後、同点に追いつきたい湘南は、必死の攻撃を仕掛けるが、松本が得意の堅守で湘南の猛攻を凌ぐ。試合はそのまま、松本のリードでタイムアップを迎えようとしていた後半アディショナルタイム。

右コーナーキックに反応した湘南DF遠藤航のヘディングは、まるで風船のようにフワリと空に舞い上がり、松本ディフェンス陣の間をすり抜けるように、そのままゴールに吸い込まれていった。

1ー1 試合はそのままタイムアップ。湘南のAT弾で、土壇場で勝ち点2を失う結果となった松本。降格圏を彷徨うチームにとっては、あまりにも痛すぎるドローとなった。

▼背番号”12”が圧倒的に多い!?
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初のJ1に参戦した松本山雅だが、その姿はとても初々しく、今季のJ1の新しい風となっている。ホームスタジアム、アルウィンは常に満員、ホームのみならず、遠方のアウェイにも多勢のサポーターが駆けつける。チームとサポーターの一体感は、ここ、BMVスタジアムでも感じることができた。

先ず驚いたのは、その人数だ。立見席のゴール裏、サポーターシートは超満員、深緑色のユニフォーム姿は、メインスタンドとバックスタンドにまで溢れかえっていた。

そしてもう一つの驚きは、彼らサポーターが着ているユニフォームの背番号だ。圧倒的に多いのは”背番号12”、サポーターナンバーの着用率が、他チームと比べても群を抜いている。スター選手がいないからなのか?初めこそそう思ったが、それは大きな間違いだということに気がついた。彼らには、12番目の選手だという誇りがある。共に戦う覚悟があるのだ。

そして最後の驚きは試合後にあった。サポーターの前に、うつむきがちに整列した選手に浴びせられたのは罵声ではなく、激励だったことだ。おそらくではあるが、他チームによくある監督や選手、フロントへの批判は、この場には皆無なのかもしれない。

この場に溢れるのはチーム愛、そして結束力なのだ。

この日の山雅サポーターを観て、どうしてもアルウィンへ出掛けたくなってきた。

勝村大輔

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