サッカー馬鹿

2015.9.24

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山雅劇場で感じた強烈な雷鳥スピリット〜J1 2nd 第9節 松本vs山形(アルウィン)〜

J1 2nd 第9節 松本山雅vsモンテディオ山形(アルウィン)

▼山雅劇場にやってきた!
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これが噂の山雅劇場か…。

勝手な印象と言われれば、返す言葉はないが、熱狂的なサポーターは、何故かお一人様が多い。たった一人でスタンドに乗り込み、人目をはばからず声を枯らす。御多分に洩れず、ここアルウィンにも”お一人様”の姿が多く見受けられた。

ただ、同じお一人様でも、他クラブの”それ”とは大分事情が違うようだ。とにかく年配者のお一人様が多いのなんのって。要するにサッカー好きのオッサンが多いってこと。多分だけど、初めは家族で出掛けてたんだと思うんですよね。そのうち誰も付き合ってくれなくたって今では独りきり。そんな山雅馬鹿も多いのかな(笑)

▼12番目の選手という誇り
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山雅馬鹿が多い(想像だが…)松本山雅のホームスタジアム”アルウィン”だが、他クラブと比べてもう一つ、というより、劇的に違う点があるのをご存知だろうか。

それは、背番号”12″のユニフォームを着ているサポーターが多いという点です。

勝村推定でいうと9割くらいかな…。

スタジアム全体の観客の90パーセントがユニフォーム着ている中で、その中の90パーセントの人が12番を付けている。その光景は、はっきり言って異常です。

サポーターは12目の選手だという意味はわかるけど、好きな選手の番号とか付けないの?って、試合後立ち寄った飲み屋で、’12番’を付けてるカップルに思わず聞いてみた。

彼らの言い分はもちろん、”12″番はサポーターの背番号ですから、と言いつつも、実は、選手の名前が入ってない分、安く買えるんですよー、だって。(笑)背番号と選手名入りのユニは2万円、選手名がないと、なんと二千円も安くなるらしい。と、まぁ、冗談はさて置き、そんな彼らでも、やはり”12番”といナンバーには、相当なこだわりがあるようだ。

▼アルウィンに松田直樹がいた!?
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そして今日、一番グッときたというか、マジ泣きそうになったことがあった。それは、松田直樹と書かれたビッグフラッグがゴール裏真ん中で、高々と掲げられていたことだ。

今でも忘れられないシーンがある。それは、マリノス所属時代の最終戦、松田直樹がサポーターに向けて叫んだあの名台詞だ。『オレ、マジでサッカー好きなんですよ!マジで、もっとサッカーやりたいです!』彼が新天地に選んだのが松本山雅だった。『山雅をJ1へ!』志半ばで逝ってしまったサッカー小僧の想いが、未だ受け継がれていると想うと、熱いものがグッとこみ上げてきたし、それだけで、遠路はるばる松本に来た甲斐があった。

▼50周年記念ユニを着用
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そんな中、開催されたJ1 2nd 第9節 山形戦。共に降格圏を彷徨う両チームにとって、特に残留の可能性が上回る山雅にとっては、絶対に負けられない、絶対に負けてはならない相手がモンテディオ山形なのだ。

モンテディオもまた、遠方遥々、多勢のサポーターが駆け付けていた。はっきり言ってしまうと、試合数こそ残されているが、残留の見込みは極めて低いチーム事情にもかかわらず、アウェイスタンドはチームカラーのブルー一色に染まっていた。モンテディオもまた同じ、山雅戦にかける思いは並々ならぬのだ。

試合は、一進一退、互いに中3日という過密日程の影響が色濃く残るも、此処一番の決定機をものにした両チームが共に2得点を挙げ、2ー2のドローゲームとなった。

正直なところ、山雅にとってみたら、これ以上痛い結果はないと思うんです。確かに、土壇場で同点に追い付いたことは評価に値するかもしれないけど、それでも勝たなければならない試合に、勝てなかったことには変わりはない。

でもスタンドの反応を見ていると、何だか、降格してもいいよ。と言わんばりの雰囲気があるのは、ボクの気のせいではないと思う。

J1は挑戦の場、たとえ降格したとしてもまた這い上がればいい。もっと強くなって、優勝争いができるようなチームになって戻ってきたい。一部ではあるが、山雅サポーターは口を揃えてそう言います。

ブームなんて関係ない、強いからではない、たとえ不遇の時でも、チームと共に歩むことに誇りを持っている。山雅劇場で目の当たりにしたのは、本物のサポーター、そして彼らが掲げるスピリットだった。

勝村大輔

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