コンサル

2015.12.30

暖簾分けという決断。

本日最初の記事です。
こんにちは!かっちゃんです。

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2015年全てのお仕事が終わりました。あースッキリした!いろいろあったけど、やれることは全てやりきったかな。満足感で一杯です。色んなことに挑戦して、たくさんの人のおかげさまで、なんとか今年一年を乗り越えることができました。本当にありがとうございました!

ボクにとって最後のミッションがありました。ガナーズののれん分けです。今年、2015年をもってガナーズイーストは、ボクのお店ではなくなります。ガナーズイーストは、店長のオオシマくんが経営することとなります。

ボクのお店ガナーズは、両店舗とも20坪程度の小さな美容室です。創業当時は4名でスタートしましたが、今では10名の、そこそこの大所帯となりました。これまで変わらずのメンバーで、と言いたいとこですが、これまで色んな人が働き、そして辞めていきました。

これまでの11年間で、7名のスタッフが辞めて、それぞれが独立して、今は各々のお店で活躍していると思う。

ボクにとってスタッフの独立は、正直なところ、嬉しいことでもあり、悲しいことでもありました。そして経営者としては、滅茶苦茶痛くもあった。

でも考えてみれば、それこそがボクの歩む道なんじゃないかと思うようになったんです。だってお店では一経営者だけど、一歩外に出れば、開業や繁盛を支援するコンサルタントなんですから。そういう想いのある人が付いてきてくれることは当然といっちゃ当然なんですよね。

11年間で7名のスタッフが独立した。これまでボクは、このことを負だと思っていましたが、実はコレって価値なんじゃないか。そう思うようになった。

独立支援ができる経営者であり、経営者でもありコンサルタントでもある。そう自認した時、ボクはのれん分けという決断をしました。

お店を譲ることになったオオシマくんとの付き合いは、今から18年位前に遡ります。ボクが美容師の修行をしていたドイツで知り合いました。ボクはその時、外国人だったので、彼とは数少ない日本人同士ということもあって、すぐに仲良くなった。それからお互いそれぞれの人生を歩み、数年前に再会を果たし、それ以来、ガナーズの一員となって活躍してくれています。

現在ボクは42歳、彼は41歳、一つしか年は変わらないけど、ボクはコンサルタントに転身し、彼は美容師一筋。ボクは生涯のパートナーとしてずっと一緒にやっていく覚悟を決めてましたが、彼は将来に不安を抱えていました。

美容師を生涯の職業にしていくことは、簡単ではありません。年齢を重ねれば、稼働率は落ちるし、体力も衰えてきます。お客さんからの支持を維持することも余程の魅力がないと難しい。オオシマくんのように、40歳を超えた美容師のほとんどは同じように感じていると聞いたことがあります。

よく美容室の経営者は、スタッフに対して、共に歩んでいこうと言います。でもそんなのボクから言わすと、無責任極まりないと思うんです。だって今いるメンバーがそのまま歳を重ねたら、60代が4人、50代が1人、40代が3人になるわけで、果たして彼らの生活をきちんとサポートできるかというと、ボクにはそんな自信はない。

共に歩むのはガナーズだけ。スタッフにはそれぞれの人生があり、それぞれの夢や目標があります。そのこととどう向き合っていけばいいのか。ボクが出した答えがのれん分けだったんです。

正直なはなし、良いことをしたなと思っています。確かに利益は減るけど、オオシマくんは喜んでるしね。喜んでくれた人が多い分だけ、ボクはシアワセになる。これはボクがこれまでで一番学んだことです。だからこれからももっともっと沢山の人を喜ばせられるように頑張りたいと思う。

好きなことを思いっきり楽しみたい。好きなことを仕事にしていきたい。自分自身の魅力を高めたい。昔も今も、ボクのやりたい事は変わりません。でも時代や環境は変わっていきます。それに対して頑固にならずに、うまく順応していきたいな。

今年最後の仕事をしながら考えていたことは、こんなことでした。

今年一年ありがとうございました。大晦日は好きなことをします。ではでは。^^

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