「来年こそは!と願うなら、年の瀬の今から準備しなきゃね。」
ボクのお店、ガナーズヘアードレッシングは繁忙期です。めっちゃ忙しい。いつもと変わらないお客さん相手に、普段からコツコツと営業しているお店なのに、「なんで繁忙期があるのだろう?」そんなことを考えつつも、やっぱり繁忙期は経営者にとっては嬉しい限りです。
山があれば谷もある。年間を通じて安定した経営を願うのは、サロンオーナーであれば当たり前のことだと思う。でもそうはいかない。繁忙期の裏側には必ず閑散期が存在します。繁忙期を満喫しながらも、その後に訪れるであろう閑散期が頭の片隅にチラついている。それが本音。繁忙期の爆進よりも、いかに閑散期を心穏やかに過ごすか。これがサロンオーナーのボクにとっての命題だと自負しています。
閑散期の売り上げを上げる方法はいくつか考えられますが、まずは、繁忙期をより充実させること。断続的な波が訪れるのであれば、高い波をより高くすること。そうなることで自ずと底上げになる。数字的なことを言えば、繁忙期に集客を加速させることで、来店周期を早めることができる。ここに力を集約させることが先決です。それに繁忙期の方が販促効果は高い。もともと「美容室に行こうかなぁ〜」と考えてる人の背中を押すだけでいいのですから、当たり前の話ですね。
もう一つ、底上げのためにしなくてはならないことは、やはり新規集客です。入学就職、引越しシーズンの3月、4月にこそ力を入れるべき。言わずともがな、この定説は覆ることはないでしょう。繁忙期の今、準備すべきはココの販促を考えることですね。
そしてお店の飛躍に欠かせないのが、スタッフの成長です。経営者のボクがいくら頑張っても、実際にお客さんと対峙するのは現場のスタッフですから。彼らの成長を助けるのもサロンオーナーの大切な役目。「何ができるかな。」
一つのことに執着し過ぎない。ここ数年、ボクはそんな風に考えています。1を10に伸ばすことはものすごく大変です。スタッフに無理難題を押し付けることになるかもしれないしね。けど、数ある1を2に。いや1.5でも十分、少しづつでいい、力強く歩んでいきたい。そう思っています。
だから、今抱えている問題点や改善点をとにかく数多く挙げてみる。来年に向けてまずはココから始めてみようかな。急成長も嬉しいけど、長く繁栄し続けることを目指したい。現場を離れてから3年目に突入しようとしています。ボクも少しづず変わっていかなきゃ、サロンオーナーであるボクの成長がお店の成長に繋がっていくんだなぁと、今更ながらそんなことを考えてました。
「来年こそは!」と考えてることがあるなら、年末の今から始めたらいいと思う。その方が一歩先を行ってる感じがするしテンション上がるしね。やろうと決めたら、今動こう!そしたら来年はもっと良くなるはず。
— Daisuke Katsumura (@gunners5050) December 21, 2016
現在、ボクは43歳。いつまでハサミを持ち続けられるだろうか。多分、ボクと同じことを考えてる男性美容師も結構いるんじゃないかなぁ。第一線に踏みとどまるもよし、経営に専念して、経営者として成長を加速するのもよし、あるいは、また別の方向の、セカンドキャリアにチャレンジするもよし。いずれにせよ、今この時期に準備しておかないと手遅れになる。これだけは間違いなし。
どの形であっても、ボクらは65歳までは現役を続けなければいけない。いや、もしかしたら70歳までになるかもしれないし。「マジで現役を続ける気?」・・・それとも?
クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬モード。お正月をのんびり過ごすのも悪くはないけど、「来年こそは!」の準備を今から始めよう。そんなことを考えてました。それではまた。
Categories & Tags