43歳で履歴書書きました。
43歳で履歴書を書きました。
あ、言っときますけと失業したわけじゃないですよ。どうしてもやってみたいこたがあって。そのために、どうしても履歴書を書く必要があったというわけ。
履歴書書くのって結構大変。「あれ?何年に高校卒業したんだっけ?」とか「あの時勤めてた会社の正式名称って何だっけ?」って。まず、記憶を手繰り寄せる作業に手間がかかるし、それと同時に、「あの時はああだったなぁ~」とか、これまで歩んできた人生をいちいち振り返ってしまうから、中々先に進まない。過去を振り返る作業って苦手です。だって汚点とか失態だらけの人生だったから。思い出したくもないこともあったりするし。
けど、それが、やってみると案外そうでもないんだ。中々の人生歩んできてるじゃないか。そうやって自惚れることもあれば、あ、だから今こうして応募に踏み切ったんだと、運命さえ感じてしまう。採用か不採用か、そんな事よりも、思い立ったら今、行動すること。今というタイミングを逃しちゃもったいない!過去を振り返ることで、まるで今に導かれているような、そんな感覚になった。
で、お前はいったい何がしたいんだ。と言いますとですね、サッカーライターになりたいんです。大好きなサッカーについて、取材して、書くことを仕事にしたい。そう思い立ったんです。このブログを読んでくれてるあなたには、もはや説明不要だと思いますが、念のため経緯を説明させてもらいますね。
あまり口外してなかったのですが、ボクは元々ライター志望でした。CDに挟まってる歌詞カードの後ページに、そのアーティストの歴史とかエピソードが書いてあったのを覚えてますか?そういうものとか、小学生の頃からの愛読書、サッカーダイジェストなどのサッカー関連誌のマッチレポートとかコラムとか。ただ漠然とそういう仕事に就きたいと思ってた。
ただ残念なことにボクはバカだったので(今もバカだけど)なので、どうしたらその職業に就けるのかという思考回路が働かなかった。サラリーマンになるのか、それとも手に職をつけるのか。その二択しか思い浮かばなかったのです。たまたま相談相手が美容師だったこと、それにカッコイイし、女の子にモテそうだったし、それと結構器用だったから。向いてるんじゃないかなと思って美容師を選択したというわけです。
振り返ればいつもサッカーあった。
美容師から美容室経営者へ。美容室経営者からマーケティングのコンサルタントへ。そしてサッカーライターへ。一見、何のつながりもなく、バラバラな職業に思えるかもしれません。
美容師時代、ドイツに渡って美容師の修行をするという口実で、ブンデスリーガ(ドイツのサッカーリーグのことね。)を満喫しまくったり。サッカー馬鹿の美容室という触れ込みで、お客さんと関係性を築き、繁盛店を作り上げたり。サッカーとマーケティングの共通点を題材に講演や執筆したり。良くも悪くもボクの人生にはずぅーっと、サッカーがチラついていた。
だからいっそのこと、職業を聞かれたら「サッカー馬鹿」と答えるようにしてやろうと、好きなことそのものを仕事にしたいと思ったわけです。もちろん今のまま美容師は経営するし、マーケティングのコンサルタントの仕事も、大好きなエクスマのお仕事も引き続き頑張ります。
ただ、それに加えて、どうしてもサッカーの仕事がしたいんだよね。
履歴書を書くに至った経緯は、ざっとこんな感じだけど、ここで1つ大切なことをお知らせしなければなりません。それは…
「募集記事は去年のだったんだよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
死にそうになったよ…マジで。
とんだ早とちりだったぜ。
だって、ココに募集するのに必要だったのって、履歴書だけじゃないから。3つのテーマから1つ選んで1200文字のレポートを書くという課題もあったし、過去の作品を提出するためにリライト作業もしたり。結構大変だったからね。まぁそうは言っても仕方がないので、とりあえずダメ元で、その会社さんに諸々を送らせていただきました。毎年募集しているらしいので、(今年の募集はもう終わってるけど、)来年に向けて繋がったら嬉しいなぁという微かな期待を込めて。
で、この一連のドタバタ劇を通じて気づいた事がありました。それは過去を振り返るという作業は悪くないなという事。過去の自分を褒めてあげたり、過去の自分から勇気付けられたり。今も昔も本人なんだけどね。
「過去の自分を認めてあげないと、先には進めないんやで。」
なんて、偉そうなメッセージで締めたいと思います。それではまた。