仕事を遊べ!エクスマセミナーIN大阪
セミナー当日、師匠のフェイスブック投稿がヤバかった。頷き過ぎて首が取れそうになった。(笑)
仕事を遊べ!
楽しんでいるヤツには敵わない!!
楽しんで仕事をしていると、それだけで独自の価値になっていきます。
好きなことをどんどんやって、それをビジネスに落とし込んでいると、その人が独自の価値になっていきます。そんなことは今さら言われるまでもなく、何千年も前から言われていました。
『論語』の中に孔子のこういう言葉が書かれています。
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子曰くこれを知る者は
これを好む者に如かず。
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。
ーーーーーーーーーーどういうことかというと、仕事の知識がある人の仕事がうまくいくかというと、そんなことはない。
仕事が好きな人のほうが仕事がよくできる。
さらに言うと、仕事が好きな人よりも仕事を楽しんでいる人のほうが仕事をうまくやる。
ということを言っています。
そういうヤツには敵わない。そうですよね、敵わないですよ、本当に。
好きで楽しんでいるヤツには敵わないです。考えてみてください。
好きなことって夢中になって没頭できるでしょう。
そうするとそのことに関する質がどんどん上がります。
好きなことであれば、寝る間を惜しんで調べるし、勉強するでしょう?
楽しいからやっているわけですから。そういうヤツには敵わないです。
今でこそ云々と頷ける内容ですが、10年前のボクだったら、間違いなく戸惑っていたに違いない。というより、戸惑う自分がいた。
ボクがエクスマと出会ったのは、今からちょうど10年前のことでした。
なぜエクスマを知ったのか、どうしてエクスマ塾への入塾を決意したのかというと、売上が欲しかったから。儲けまくって、たくさんの店舗を抱えて、大社長になりたい。いや、大社長と呼ばれたかったというのが本音、こう見えて見栄っ張りなところがあるしね。
当時のエクスマ塾は、エクスマ実践塾という名前で、藤村先生の説く”モノを売るな!体験を売れ!”エクスペリエンス・マーケティングを学んで、その考え方をもとに販促物を作る。という主旨の塾でした。
ちょうどその頃、ボクは、2号店オープンに向けて集客チラシを作ろうと考えていたタイミングでした。初めて作る販促物です。だったらエクスマ塾に入って、あの藤村先生に売れるチラシを作ってもらおう!安易な考えで入塾を決めました。
こうして、ボクは晴れてエクスマ塾生になったわけです。ところが、マーケティングの「マ」の字も知らないボクが、そんなに容易くエクスマを理解出来るはずはありません。ただただ他の参加者について行くことで精一杯でしたね。マジで。
そんなボクに対して藤村先生は、「かっちゃんの好きなことは何?」「へぇ~サッカーが好きなんだ!」は、は、はい。って。
そしたら藤村先生は、「お店の中もサッカー一色なの?」「ユニフォーム着て仕事すればいいじゃん」って無邪気な表情で楽しそうに話しかけてくるんです。
マーケティングの勉強をしにきたのに、売れるチラシを作るために来たのに、そんなことは一切話題にはあがってきません。
サッカー談義だけが進行していく感じ。さすがに不安になりましたよ。だって高いお金払ってるんだから。このままじゃマズイよな。悪い予感というのは大抵当たるものです。
そしていよいよ販促物のアドバイスが頂ける時がやってきました。ボクは慌ててノートを開いて一言一句、聴き逃すまいと臨戦態勢を整えた。その時、藤村先生がボクに伝えたアドバイスはコレでした。
「サッカー出せよ。」
はじめは愕然としましたね。再三言うけど、ボクは売れるチラシを作りたかったわけだし、面白いチラシを作るつもりでは当然なかったわけで。それでもやりましたね。ていうか、やるしかなかった。どうせやるなら藤村先生が驚くようなチラシを作ってやろう。藤村先生のアドバイス通りに忠実に作り上げたチラシがコレでした。
お店をサッカースタジアムに模して、沢山のサポーター(お客さん)に愛されていて、ピッチを駆け回る選手(スタッフ)をイメージした落書きのようなチラシです。
このチラシの反響がハンパなかった。当時は10年前ですので、新聞に折り込んだのですが、15000部配って、129名の新規客が来た。「助かったぁ~」華麗なるオープニングでしたよ。エクスマすげ~って感じ。
あとあと聞いた話なんですけどね、好きなことを仕事に取り入れる、そうすることでお店が個性的になる。そうか!そういうことだったのかって思いましたよ。
「サッカー出せよ」と言われた時、確かボクは藤村先生にこう言った記憶がありました。「サッカーは趣味で、美容室は仕事なんで。」って。好きなことを仕事に取り入れてみる。これって実はめちゃめちゃ勇気のいることだし、変な罪悪感もあるじゃない?この一歩を踏み出せたことは、今後のボクの人生を大きく変えるキッカケとなりました。
実はですね、このチラシには数字以上の効果がありました。それは何かと言うとですね、サッカー好きのお客さんが初めて来店したことでした。
ボクのお店の名前、ガナーズは、イングランドプレミアリーグの名門クラブ『アーセナル』の愛称名なんです。このサッカーチームは、ボクの大好きなチームでした。自分でつけた名前なのに、ボクはそのことを言うのが何だか恥ずかしくて、聞かれたら答える程度でしたが、これだけ大々的にサッカーを前面に出して発信したことで、
「もしかしてガナーズって、アーセナルのことですよね?」と言って来店してくださるお客さんがめちゃめちゃ増えたんです。サッカー好きのお客さんが、ボクと馬が合わないわけがありません。サッカー談義しながらカットをする。ボクにとってこんなに楽しいことはない。
サッカー好きのお客さんが増えてきた。そうなると必然的に、今度一緒にサッカー観に行こうよとか、フットサルやりましょうよ。となるわけで。フットサル仲間が増えるに従って、自然な成り行きでフットサル大会『ガナーズカップ』を開催することになった。
大会は回を重ねるごとに大きくなって、80名を超える参加者を集めるようになりました。そうするとですね、不思議なことが起こるんですよ。参加者の方々、それに参加者のご家族の方がガナーズに来てくれるんです。
サッカー好きの仲の良いお客さんが増えてくる。繁盛しないはずはありません。しかも、仕事が楽し過ぎる。好きなことを仕事に取り入れてみる、たったこれだけのことで、ボクはかけがえのない財産を手に入れることができました。
コレが10年前の話です。
で、今、ボクはどうなったのかと言うと、美容室のオーナーであり、マーケティングのコンサルタントもしている。そして今年からサッカージャーナリストになった。
激変です。(笑)どうしてボクがこういう風になれたのか。そこに至るまでの道のりは、藤村先生の最新刊『安売りするな! 価値を売れ!』に書かれています。前置き長ーーーーーーーーーーー。
今日行われたエクスマセミナーで藤村先生が話していました。「仕事を遊べ!」って、「好きなことを仕事にする時代だ!」って。10年前から変わっていません。というより、ますますそうなってきた。
SNSの浸透、AIの台頭や科学技術の進歩。時流がボクらを後押ししてくれてるんです。否応無しにね。仕事を楽しむ、好きなことを仕事にする、仕事で遊ぶ。あなたは、この進化について行けるかな?(笑)
新発売となる最新刊は、藤村先生が5年前に書いた本の改訂版です。ですが、8割は新しく書き加えたと言っていました。ということは、5年間で8割も進化しているということ。おちおちしてられないよね。マジで。いつまで否定し続けてるの、いつまで立ち止まってるのって。
藤村先生をはじめ、この日登壇した2人のゲスト講師、テアモとタクミの生き様に、感化されてる場合じゃない、今すぐ行動せねば。背中を押された参加者も多いのではないでしょうか。
引き続きエクスマで、そしてボクの私塾『フロリダ族』でも。新しいことにどんどんチャレンジしていきたいな。そんなことを考えてたら、もう直ぐ到着駅です。また何処かでお会いしましょうね。それではまた。
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