オーストラリア戦前日に想うこと
激戦必至のオーストラリア戦を明日に控え、朗報が届いた。首位日本を1ポイント差で追いすがるサウジアラビアが、既に予選敗退が決まっていたUAEに敗れるという報道である。
勝てば暫定首位に立つことができ、負ければ3位降格に立たされる可能性がある。サウジアラビアは絶対に落としてはいけない戦いに敗れ、追い込まれた。
この結果により日本は、もし明日のオーストラリア戦に敗れたとしても、最終戦のサウジアラビア戦に引き分け以上の戦績を収めた時点で6大会連続のW杯出場が決まる。
とはいえ、勝てばW杯出場が決まるホームでの大一番に負けていい理由などない。むしろ日本との最終戦に勝てなければならなくなったサウジアラビアへの脅威が増したと言ってもいいくらいだ。
どちらにせよ明日勝てばいいのだ。勝てばW杯出場が決まる大一番、宿敵オーストラリアを迎え討つホーム決戦を純粋に応援したい。
最終戦は何が起きてもおかしくない修羅場でもある。思わぬ誤審により敗戦を余儀なくされた初戦ホームでのUAE戦。初戦に敗れたチームにW杯出場はないという根拠のないジンクスに付きまとわれつつも、我らが日本代表はこれまで順当にポイントを積み重ねてきた。
第2戦、タイとのアウエー決戦で貫禄勝ちを収め、つづく第3戦は、終盤戦までもつれ込みながらも山口蛍の劇的弾でイラクに勝利。第4戦は最大のライバル、オーストラリアとのアウエー対決は、ハリルホジッチ監督の画策がハマったと言ってもいいだろう。苦戦を強いられつつもドローに持ち込んだ。そして最も苦しんだのは、前節のアウエーイラク戦ではないだろうか。酷暑に苦しんだ日本は辛くも引き分けに持ち込むことに成功した。
振り返れば、これまで歩んできた日本の戦いぶりは賞賛に値するはずである。監督更迭に揺らぐライバル韓国と比較されるのはもうたくさんだ。負ければ解任、引き分けならば、などというメデイアの煽りなど耳に入れる必要はない。
確かにオーストラリアは脅威である。各大陸の列強国相手に善戦を演じたコンフェデ杯での戦いぶりや、各国リーグでプレーする主力選手の活躍も目覚ましい。相手に不足はない。
最大のライバルをホームで降ろし悲願を達成しようではないか。明日はゴール裏から全身全霊でサポートしたい。
Categories & Tags