サッカー馬鹿

2017.12.6

ロック総統が推す ”今そこにある愛すべきスタジアム” 錦糸町フットボール義勇軍 最新刊『KFG蹴球文化論(参)〜革命行脚編〜』ココヲ見逃スナ!!

新刊『KFG蹴球文化論(参)』ここが見所!

新刊『KFG蹴球文化論(参)〜革命的行脚編〜』

――さっそくですが、『KFG蹴球文化論(参)〜革命行脚編〜の見どころを教えてください。

(ロック総統) 基本的に、この本を売り物にするためにラジオを始めた訳ではないので、最初は本になることに反対だった。だけど参謀長が本にしたいという想いの中に、「こういった紙にすることで総統の言っていることが形として残るから、絶対にやった方が良い」と言っていて、だからこの本は参謀長の思いの形だ。だから、正直なところ、僕はこの本を作るにあたって一銭もお金を出してません。

この本が売上目的ではないという証拠に、この本にはバーコード(書籍JANコード)が入ってません。これが入ることで、増版や本の売り上げ管理ができるのですが、その反面、本の値段が高くなってしまう、ページ数も減ってしまうんですよ。

だから最初から売り切ってしまえばいいやと。なので儲けは殆どありません。費用対効果に置き換えると微々たるものです。前書きを書いたライト曹長やまた、本を作ってくださった編集者さんの粋な心遣いで作ってくれていますから。そう意味ではみんなの気持ちで作った本です。

このシリーズ(参)の一番の見所は、何といっても僕が唯一書いた『革命的 スタジアム診断』です。(笑)敢えて自分で言いますがかなり秀逸です(笑)。ここに挙げたスタジアムは全て自分の足で行ったところしか載せていません。なかなか見応えがある箇所なのでお勧めしたいですね。

実を言うと、僕は建築に造詣が深いのですが、日本の建築こそ世界一だと思っています。特に公共施設は公団的かつ画一的で面白味はないのですが、その分しっかりしたものを作る、無駄にお金を掛けているところがある。だからこそスタジアム建設は慎重に進めなければならない。自治体に多額のお金を出してもらわなくてはいけないのですからね。

よく立派なスタジアムを作ればお客さんは来ると言いますが、果たして本当にお金を出す側の市民が納得しているのか。「この街にはサッカースタジアムが必要だよね。」市長さんも議員さんも全員が賛成、市民も全員が賛成、作るんだったら俺も金出すよ。そういう風になってきてはじめて新しいスタジアムができるべきなのかなと思う。

先にスタジアムを『えいやっ!』って作って、Jリーグを目指すチームがあと付けで入る。そのやり方ではなく、たとえ不恰好なスタジアムでも満員になる。アクセスが悪くても満員になる。Jリーグを目指さなくても満員になる。「ここら辺、渋滞するからいい加減、新しいスタジアム作ってよ、市長!」こういう声が溢れてから新スタジアムは出来上がるものかなと思う。それが僕の言う”熱”です。

その熱がないのに、スタジアム建設に何億円もかけて。そういう話をよく聞くじゃないですか。特に地方では。もうアホですね。ガソリン代1円でも安いところ探すくせに、税金の使い道は無頓着。スタジアム作る金で老人ホームを10個作った方がよっぽど田舎には良いですよ。サッカーなんて原っぱでいいんですよ。たかだかサッカーするのに見るのに何でそんなに高額なスタジアムが必要なのか。それがないとJ1に行けません、それがないとJ2に行けません、アホかと思いますよね。その矛盾をサッカーファンが言わなきゃ社会に対してのエゴになるんです。

 

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