浦和に21年ぶり勝利!絶対に勝ちたいという気持ちがピッチに出た。
J1 第11節 浦和レッズ0-1湘南ベルマーレ(埼玉スタジアム2002/33132人)
30分 石川 俊輝(湘南)
J1 第11節 浦和vs湘南 勝ち点で並ぶ両チームの対戦だが状況は対照的である。
就任2試合目、オズワルド・オリベイラ監督にとってホーム初戦の浦和。対する湘南はドロー決着ではあったものの横浜FMとの神奈川ダービーで4得点、その後中3日で行われたG大阪に勝利。勝ち負けを繰り返してきた今シーズンの湘南だが就任7シーズン目を迎えた曺貴裁監督が掲げる湘南スタイルを着実にチームに浸透し他チームの脅威になっている。
湘南は前節同様に坂 圭祐をセンターに、右に山根 視来、左に杉岡 大暉の3バック。これまで不動のレギュラーとして活躍していた岡本 拓也が出場停止のため、代わりに今シーズン初先発のミキッチが右サイドハーフに入り、前節から採用しているツートップを継続した。
試合は湘南ペースで始まった。前線からの激しいプレッシング、コンパクトな陣形を保ち、ユニットで打開する。迷いなくプレーする湘南は、30分、ピッチ上の選手たちの足が止まった瞬間に攻撃のスイッチが入った。右サイドのミキッチが動き出そうとするタイミングを見計らって山根が鋭いスルーパス、ディフェンスラインの背後に抜け出したフリーのミキッチが丁寧にマイナスクロス、後方から走り込んできた石川 俊輝がダイレクトにゴールに流し込み湘南が先制に成功。
その後、浦和の猛攻の前に耐える時間が続いたが、湘南は危なげない対応で凌ぎきりそのままタイムアップ。湘南は浦和に21年ぶりの勝利。終了のホイッスルが鳴り響くと同時に曺監督はガッツポーズで歓びを露わにした。
試合後には湘南でのプレー経験を持つ浦和の4選手が湘南サポーターに挨拶に訪れ、古巣対決に途中出場を果たした梅崎 司は浦和サポーターに拍手で迎えれ男涙を流した。
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