サッカー馬鹿

2018.5.12

2試合連続PK2本献上 湘南が終始ペースを握るも清水に4失点。「サッカーを舐めないこと、サッカーとは人生そのもの。」〈J1 第14節 清水4-2湘南〉

2試合連続PK2本献上 湘南が終始ペースを握るも清水に4失点。「サッカーを舐めないこと、サッカーとは人生そのもの。」

 
J1 第14節 清水エスパルス4-2湘南ベルマーレ(IAIスタジアム/14.624人)
 
23分 北川 航也(清水)
40分 クリスラン(清水)
52分 北川 航也(清水)
54分 金子 翔太(清水)
66分 菊地 俊介(湘南)
90+5分 野田 隆之介(湘南)
 
2連勝の後の2連敗。20年ぶりのG大阪戦勝利、21年ぶりの浦和戦勝利、勢いに乗りたい湘南だが、その後、柏と仙台とのホームゲームで2連敗。そしてこの日、アウェーゲームとなった清水戦を振り返り「サッカーを舐めないこと、サッカーとは人生そのもの。」と曺 貴裁監督は悔しさを滲ませた。
 
湘南は3バックに前節スタメン出場のアンドレア・バイアと大野和成に代えて、坂 圭祐、杉岡大暉を起用。これまでのリーグ戦13試合全てにフル出場の山根 視来がこの日のゲームキャプテンを務める。前線のシステムはこれまでのツートップからワントップ、ツーシャドーに変更。イ・ジョンヒョプがトップに入り、ツーシャドーに松田 天馬と菊地 俊介を配置。右サイドハーフに岡本 拓也が4試合ぶりの復帰となった。
 
前節の仙台戦で「こんなに酷い前半は久しぶりだ。」と試合を振り返った曺監督だったが、この日は「前半の立ち上がりから流れは全然悪くなかったが、一つのプレーで相手に流れを持って行かれてしまった。」と振り返る。
 
そのワンプレーとは、21分、相手CKの際に菊地 俊介がフレイレを倒してしまいPKを献上してしまったシーンである。このPKを北川 航也にきっちりと決められて先制点を与えてしまう。
 
さらに湘南は34分、途中出場の高山 薫がワンフェイントで抜け出したクリスランを倒してしまいまたもやPKを与えてしまい追加点を奪われる。湘南は2試合連続で2本のPK献上というアクシデントに見舞われてしまう。
 
2点のビハインドで迎えた後半も前がかりの湘南が終始試合の主導権を握るが、一瞬の隙を突かれ、52分に北川、その2分後に金子 翔太にゴールを奪われ大量リードを許す。
 
湘南は60分、イ・ジョンヒョプから野田 隆之介、松田 天馬に代わり梅崎 司を投入し攻勢を強める。その6分後、秋野 央樹のサイドチェンジから左サイドの杉岡がドリブルで敵陣深くに侵入、そのまま左足で高速クロスを入れるが、一旦GKに弾かれるも、菊地 俊介が体勢を崩しながら押し込み1点を返す。
 
70分、今度は清水にアクシデントが発生する。高山を倒した松原 后がこの日2枚目のイエローカードで退場。一人少ない清水はFW北川に代えてDF二見 宏志を投入。さらにMF石毛 秀樹からDF立田 悠悟にスイッチ、湘南の猛攻を前に耐える清水。後半アディショナルタイムに野田が意地のゴールを挙げるもタイムアップ。
 
シュート数17(清水4)コーナーキック14(清水1)スコアとは裏腹に圧倒的に試合を支配した湘南だったが、最後のところの精度が課題となった。湘南はリーグ戦3連敗となった。

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