サッカー馬鹿

2018.6.18

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まるでお手本のよう。王者ドイツを撃破したメキシコサッカーこそ日本代表が目指すべき姿だ。〈ロシアW杯4日目〉

まるでお手本のよう。王者ドイツを撃破したメキシコサッカーこそ日本代表が目指すべき姿だ。〈ロシアW杯4日目〉

まるで集中砲火のように弾丸ライナーが襲い掛かる。1点ビハインドで迎えた終盤戦、焦燥感に駆られたドイツは完全に冷静さを失っていた。

前線に選手を残し、自陣深くにブロックを作る。まるで敵をおびき出すかのように中盤のスペースを空けておく。メキシコの術中にはまったドイツはボールを持たされていた、そして撃つしかなかった。なぜなら一旦ボールを奪われるようなものならば、鋭いカウンターアタックを見舞われることになるからだ。

ひとたびボールを奪うと、全員がゴールに矢印を向け一気に加速する。緻密なポジショニングと迷いのないフリーランニングは鍛錬の成果なのであろう、メキシコはドイツを徹底的に研究していたに違いない。ロサノのゴールを守り切ったメキシコが前大会王者ドイツを撃破、歴史的勝利に歓喜した。

我々はこのサッカーをやりたかったのではないか。番狂わせを起こしたメキシコの勇姿にアギーレを想起した日本のサッカーファンも多いのではないだろうか。八百長疑惑で解任された元日本代表監督ハビエル・アギーレである。そもそも我々日本代表はメキシコ人指揮官に委ねられていたはずだった。二度に及ぶドタバタ解任劇を今さらながらに後悔してしまう。

一見、巧妙な戦略が奏功したメキシコの勝利だが、戦略をはるかに上回る闘争心が彼らから滲み出ていた。試合終了のホイッスルと同時に膝をつき涙を流したハビエル・エルナンデスの姿がそれを物語っていた。

そしてなによりも遠く離れたロシアまで駆けつけた多勢のサポーターの声援が彼らを後押ししたに違いない。もし日本とメキシコの間に実力差があるとしたら、それは技術や戦術だけでは到底埋め合わせることはできない。彼らの闘争心に火をつけたのはサポーターに他ならないからだ。”ワールドカップで優勝する国はサッカーを愛する人が一番多い国だから”まるでブームが去ったかのように不人気の日本サッカーが嘆かわしい。

ロシアW杯 大会4日目

グループE コスタリカ0-1セルビア
グループE ブラジル1-1スイス
グループF ドイツ0-1メキシコ

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