ルヴァンカップGS 第1節 V・ファーレン長崎 2-1 湘南ベルマーレ(トラスタ/3.019人)
4分 梅崎 司(湘南)
46分 吉岡 雅和(長崎)
49分 畑 潤基(長崎)
4分 梅崎 司(湘南)
46分 吉岡 雅和(長崎)
49分 畑 潤基(長崎)
ルヴァンカップ2019が開幕した。鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島がACLプレーオフを勝ち上がったため、今年のルヴァンカップはJ2リーグから昨シーズン降格を喫した柏レイソルとV・ファーレン長崎の2クラブの参戦が決定。前大会王者の湘南ベルマーレのグループステージ初戦の相手は敵地での長崎戦となった。
湘南は先週末に行われた明治安田生命J1リーグ第2節FC東京戦から大幅なメンバー変更で臨む。GK富井 大樹、3バックは高卒ルーキーの福島 隼斗、今季清水から加入のフレイレ、JFL FC今治からレンタル移籍の小野田 将人、ダブルボランチにプロ2年目の新井 光と今季柏から完全移籍となった秋野 央樹が入り、ウイングバック右に仙台から復帰の古林 将太、左にはこの試合の開催地長崎総合科学大学付属高から今季加入の鈴木 冬一、トップにはリーグ戦途中出場の指宿 洋史、2シャドーには今シーズン初起用の梅崎 司と開幕戦(札幌戦)で途中出場を果たしキレの良い動きをみせた大橋 祐紀を起用、ニューフェイスがずらりと並んだ。
開始1分、小野田のシュートを皮切りに序盤から積極的に攻勢に出る湘南が試合開始早々の先制に成功する。サイドチェンジを狙った新井からのロングフィードを右サイドバック古林がダイレクトクロス、ニアサイドに飛び込んだ大橋がシュート。GK富澤が弾いたボールを梅崎が押し込みゴール。
効果的なサイドチェンジから右ウイングバック古林が幾度となく好機を生み出せば、17分 大橋から梅崎とつなぎ、最後は鈴木がシュートを放つなど、両サイドを起点に2シャドーの梅崎、大橋がタイミングよく絡んでいく。前半戦は9本のシュートを放った湘南が終始ペースを握っていた。
後半を入ると、落ち着きを取り戻した長崎のボール保持率が高まる。流れを変えたい湘南は70分、指宿に代えて中川 寛斗を投入。大橋がワントップに入り、中川は2シャドーの一角に入る。追いすがる長崎は64分の吉岡 雅和につづいて新里 涼を投入、流れを変えたいところだが、湘南は残り10分を切ったところで新井から菊地 俊介にスイッチ、ベテランの起用で試合を落ち着かせたいところだが、さらに長崎は40分、ディフェスの鹿山 拓真に代えて前線の畑 潤基を投入。諦めない長崎の猛攻は試合終盤に身を結ぶことになる。
90分、古林との競り合いを制した畑がライン側からマイナスにクロス、走り込む吉岡が押し込み長崎が土壇場で途中出場の2人の活躍で湘南は同点に追いつかれてしまう。
勢いづく長崎は新里がためたところに畑がペナルティエリアに侵入、ボールを収めた畑がゴール右隅に冷静に流し込みゴール。先手を打った手倉森監督の采配が的中。交代選手の活躍で逆転を許した前大会王者湘南が敵地で敗戦を喫した。
(勝村 大輔)
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