ルヴァンカップGS 第3節 コンサドーレ札幌4-1湘南ベルマーレ(札幌ドーム/5.698人)
24分 鈴木 武蔵(札幌)
40分 檀崎 竜孔(札幌)
41分 鈴木 武蔵(札幌)
50分 レレウ(湘南)
65分 鈴木 武蔵(札幌)
ルヴァンカップGS 第3節 札幌vs湘南は鈴木 武蔵のハットトリックなど、18本のシュートを放った札幌が湘南を圧倒。湘南は磐田戦につづいて公式戦2連敗を喫した。
ルヴァンカップにはすべての試合において21歳以下の選手を一名以上先発出場させなくてはならないというレギュレーションがあるが、この試合はともに3名ずつがスタメン、ベンチメンバーを含めると両チーム合わせて13名の若手選手が登録メンバーに名を連ねた。
リーグ戦3連敗の悪い流れを断ち切りたい札幌は日本代表の鈴木 武蔵をはじめ、福森 晃斗、宮澤 裕樹、ルーカス・フェルナンデスら主力選手が若手と並んで先発。
一方の湘南は前節(磐田戦)からすべての選手を入れ替えて臨む。登録選手の平均年齢は22.22歳と若手の台頭を促す狙いが含まれるものの、多くの負傷者を抱えるチーム事情を反映したメンバー構成となった。
勢いの差は歴然だった。序盤こそ前線からの果敢なプレスからシュートまで持っていくシーンが見られた湘南だが、個人能力に優る札幌は相手のプレスを巧みに交わし、遮二無二に前に出る相手の背後を冷静に伺う。
前半に喫した3つの失点シーンはいずれもディフェンスラインを隙間を突かれたものだった。
とりわけ印象的なのは先制のシーンだ。右オープンスペースを突く福森のプレスキックを檀崎 竜孔が収め、新井 光を引きつけてルーカス・フェルナンデスにスイッチ、ルーカス・フェルナンデスのドリブル突破にたまらず大野 和成が倒してしまいPKを献上。まるで磐田戦の再現のような左ゾーンを崩されての失点シーンだった。
劣勢がつづく湘南だが50分、センターサークル付近からボールを持ち出した秋野 央樹がタイミングを見計らい、左サイドから中央へ斜めに走り込むレレウに鮮やかにスルーパスを通すとレレウがそのままゴールに流し込む。前節(横浜FM戦)で魅せたホットラインで一矢報いた。
しかし最後が良くなかった。65分、福島 隼人のなんでもないパスがそのまま相手にわたり、岩崎 悠人、鈴木 武蔵と簡単につながれ4点目を献上。これが駄目押しのゴールとなった。
わずか28分間でピッチを後にした新井、軽率なプレーで駄目押しゴールを献上した福島をはじめ多くの選手にとって苦い経験となった一戦だが、特別指定を受けたばかりの若月 大和を途中出場させるなど好材料も少なからずある。この日ピッチに立った若い選手たちがこの試合がターニングポイントだったと振り返る時がいずれ訪れるだろう。
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