サッカー馬鹿

2019.5.23

最後まで諦めない!同点まで追いすがるも昨季王者はGSで大会を去る〈ルヴァンカップGS最終節 湘南2-2札幌〉

 
ルヴァンカップGS最終節 湘南ベルマーレ2-2コンサドーレ札幌(BMWスタジアム/7366人)
39分 ルーカル・フェルナンデス(札幌)
48分 金子 拓郎(札幌)
71分 菊地 俊介(湘南)
90分+2 野田 隆之介(湘南)
 
勝たなければGS敗退となってしまう湘南は多くの主力メンバーをスタメン起用。大逆転劇を演じた浦和戦から決勝点を挙げた山根 視来をはじめ坂 圭祐、杉岡 大暉、松田 天馬、秋野 央樹がスタメンに名を連ね、契約上の理由で浦和戦に出場できなかった武富 孝介が先発を果たす。ベンチメンバーには浦和戦に途中出場ながら2得点をマークした菊地 俊介と、同じく途中出場で流れを呼び込んだ野田 隆之介が控える。この一戦にかける曹貴裁(チョウ キジェ)監督の勝利への執念を感じる。
 
しかし、この日の湘南は精彩を欠いていた。前半の湘南はトップ(鈴木 国友のところ)にボールが収まらない。ボール奪取からフィニッシュまでの形が作れない湘南は次第に攻撃に絡むボランチの戻りが遅れはじめる。それと同時に相手にディフェンスライン背後を狙われズルズルと下げられる格好に。それによって中盤のスペースが空き相手に使われてしまう。ルーカル・フェルナンデスに決められたドリブルシュートはまさに典型だった。
 
ベンチメンバーに山崎 凌吾がいない湘南は後半開始から菊地 俊介と山口 和樹を同時投入。古林 将太と鈴木 国友をベンチに下げ、大逆転を演じた浦和戦の後半と同じく[4-1-4-1]にシフトチェンジ。坂 圭祐と小野田 将人の2センターバックに置き、山根 視来と杉岡大暉を両サイドバックに松田 天馬のポジションを一つ上げ、秋野 央樹をアンカーに据えた。
 
対する札幌も同じく後半開始と同時に福森 晃斗からキム・ミンテへ、先制ゴールを挙げたルーカル・フェルナンデスから菅 大輝へスイッチ、ペトロヴィッチ監督も二枚替えを実施。互いに早い時間帯に振るった両監督の采配だが、先に結果を残したのは札幌の方だった。
 
48分、ボール奪取からのつなぎのところでロストした湘南は札幌につながれ、ディフェンスの間のスペースに入り込んだ特別指定選手の金子 拓郎にゴールを奪われてしまう。マークの受け渡しがままならない開始早々の時間帯での失点だった。
 

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