「負けたーーーーーーー!」
「悔しいーーーーーーー!」
この悔しさはきっと、未来へのターニングポイントになる!
そう期待を抱きつつ・・・日本代表のW杯が終わった。
4年間培ってきた日本のサッカーでは、世界には、まったく歯が立たなかった。
ブラジルには、そんな過酷な現実がありました。
確かに今回は、世界的にも大きな変化があった大会でした。
ポゼッションサッカーの死・・・
ボール保持率を高め相手を圧倒する、
前大会でスペインが示した王者の戦い方は、今大会では陰を潜めた。
ポゼッションはあくまでも戦術であり目的ではない。
目的はゴールを奪うこと、そして勝利することだ。
激しい守備からの、ハイスピードな攻撃、
今大会躍進している中南米勢の縦へのスピード感はポゼッションサッカーを破壊した。
一見堅守速攻のような一昔前の戦術に逆戻りしたかに見える戦い方ですが、
そうではない。
ボールも人も動く、そのスピード感が格段に上がった。
そして、アイデアに溢れた攻撃は、ある意味型破りと言っても過言ではない。
高い戦術をベースにした個の力が際立ったプレースタイルを持つチームの時代がやってきたのだ。
日本に足りなかったもの・・・
それは、個の力に集約されるのではないでしょうか?
数的優位でボールを奪い、
左右に揺さぶるパスまわし、
一瞬の隙をつく裏への飛び出し、
全てが圧倒的な個の力に粉砕された。
もしかしたら今大会は日本代表の暗黒時代の始まりかもしれない。
そんな危機感を抱いたファンやサポーターも多いのではないでしょうか?
では、どうしたら今後、日本は世界で戦えるようになるのか?
それは有望選手の海外の輸出よりも、Jリーグの強化かもしれません。
国内リーグの世界レベル化
アジアの舞台で勝てないJリーグでは、世界に通用するはずがないからだ。
それでも第3戦・・・
コロンビア戦で新しい戦い方に挑戦したザッケローニ監督を評価したい。
ポゼッションサッカーを捨て、縦へのスピードで挑んだ日本代表、
結果こそ惨敗でしたが、弱点を露呈した分、今後の課題が明白になった、
選手選考も振り出しに戻った。
戦術も崩壊した。
まったく新しいスタイルにならざるを得なくなった日本に見えるのは、
不確かな未来だと言うこと。
そして、その未来が素晴らしいものであるための、
まさに今が、ターニングポイントなのではないでしょうか?
まずは果敢に戦った選手たちに賛辞を贈りたい。
そして、地球の裏側まで応援に駆けつける多くのサポーターがいることに、選手たちは誇りを感じてほしい。
日本の戦いは終わってしまったけど、
まずは今、世界のサッカーがどういう方向へ動き始めているか?注視しなければいけない。
さぁー勝負は4年後だ!!
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