コンサル

2016.6.6

未来が知りたきゃ、若者の言動に耳を傾けるべし。【リカーショップセミナー】

未来が知りたきゃ、若者の言動に耳を傾けるべし。

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今日の講演で、つい、こんな言葉が思わず口からこぼれました。

「若い子は大抵正しいんだ。」
「若い子を肯定した方がいい。」

若い子の言動や行動は、大方の未来を予測してるから。ボクは、本気でそう思うんですもん。

ボクら団塊ジュニアと呼ばれる世代の人は、最近の若者に対して、よくこんな事を口にしていた。

「お前ら良いクルマくらい乗りたくねーのかよ。」ってね。

別にクルマを所有したいとは思わない。免許も別に必要ない。このような最近の若者の主張を、ボクらは真っ向否定していたわけだ。

ところが、実際にはどうだろうか。明らかにマイカーは必要なくなりつつあるわけで、免許システムすら今後どうなるかわからない状況まで来ているでしょ。

未来は確実に若者の言動通りに動いてるわけだけど、面白いことに、本人たちには、そんな自覚などは全くない。

土台が違うんですよ。産まれてきた頃の環境が、ボクたちとはまるで違うの。

欲がない。
何考えてるのかわからない。

こんな事を言って若者を卑下してる場合じゃないよって話。それじゃあ、オヤジ丸出しです。

一見不可解な彼らの行動には、たくさんのヒントが隠されてることもある。

例えば、ある朝、「今日はお休みさせていただきます。」というLINEが、部下から流れてきました。このLINEを見たあなたは一体、どんな感情を抱き、どう行動するだろうかっていう話。

「そんなの直ぐクビだ!」もしかしたら多くの人がそう思うのかもしれません。

ココから先はあくまでも個人的な見解ですが、ボクは全く問題ないと思ってるんです。

そもそもLINEは、親しい人としか繋がってないし、スタッフとの関係が良好であれば、そんな感情にはならないんじゃないかと思う。

とはいえ、電話くらいできないのか。そう思う方も多いかもしれない。何故そう思うのか。それはきっと、誠意についての話であって、LINEか電話という、ツールの話とは別だと思うんです。

だって電話がなかった時代はどうなのってことでしょ。おそらく妻や親が、会社の同僚に言伝を頼んでいたんじゃないかと、想像できます。それが突然電話が登場したことで、「電話で欠勤報告をするなんてけしからん!」と言った上司がいるとかいないとか。

申し訳ないという気持ち、ご迷惑をおかけしますという気持ち、いつもありがとうございますという気持ち。そういった誠意が伝わってるかどうか。本来なら、そこに本質があるはずなんだけどね。

さて、今の時代、SNSなんて必要ない。スマホばかり見やがってって、そうやって突っぱねてもいいのだろうか。表層的なところに捉われてはいけない。そこにどんな本質があり、どんな流れを感じるのか。それはむしろ沢山のことを経験してきたオヤジたちにしかできないことなんじゃないかと思うんです。

SNSを使いこなすスマートなオヤジって、カッコいいっすよね。冗談が通じる寛容な大人ってカッコいいっすよね。

昨日の講演の参加者のみなさんとの談笑しながら、そんなことを考えてました。それではまた。

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