会いたい人に会いやすくなった。
知人の紹介により清水エスパルスの取材が実現
以前、5次の隔たりという言葉を聴いたことがあります。世界中の特定の誰かに会うためには、5人を介せば辿り着くことができる。といった話。「スゲーな」「たった5人かよ!」なんて世界は狭いんだ、と思った記憶がある。
この話を日本国内と限定した場合、その数は当然減ることになり、4人介せばという具合になるらしい。つまりは、4次の隔たりということになる。更に、SNSにという括りで考えた場合、その数は3.5となるそうだ。この話は、SNS普及の駆け出しの頃の話なので、きっと今ではもっと狭い次元になっているのではないかと想像できる。
サッカーライターとして活動し始めて、まだ1ヶ月ほどのボクですが、これまで、驚くほど、たくさんの人との出会いがあり、思わぬ繋がりを実感してきた。
検索で辿り着き、思い切って連絡してみた。そしたら、その人は既にボクのことを知っていてくれた。その人に「あの人に会いたいんだけど、ご存知ですか?」と尋ねたら、「はい。知ってますよ~」って、あっさりと、あの人に繋いでくれた。こんなことが、しょっちゅう起きるんです。3人を介するどころか、2人の時もある。いいや、1人の時もあったりする。会いたい人に、会いやすい時代になったんだなと、マジで驚きです。
SNSの一般化によって世界は狭くなった。
知人の紹介で名物サポーター”全力さん”に会えた
ただし、この世界観に辿り着くためには、条件があることもわかってきた。それは、発信しているということ。そしてコミュニケーションを楽しんでるということ。
相手が自分のことを知っているということは、裏を返すと、それは自分が発信しているからということになる。そして、その情報が届いているという証拠です。ただ、闇雲に発信を繰り返すのではなく、届けたい人に届けようとする意図が込められているかどうか。そういった意図がなければ、そうカンタンには身を結びません。
これまでボクが込めてきた意図は幾つかありますが、先ず「将来こうなりたい」という目的があったこと。叶わぬ夢に近づくために、少しずつ明確にしていく。向かうべき方向を見定めていくことが大切だと考えています。
そして、誰を喜ばせたいのか?を明確にすること。誰のためにということを見据えて、その人を喜ばせることを意図します。その人を喜ばせる。そうするとその周りの人も喜んでくれる。そうなることで、情報は瞬く間に伝播します。
ここまでの話は、あくまでも情報発信しようよという話です。これだけならオウンドメディア、つまり、一方的な発信でも十分という話になってしまいますが、実はこの先が大事なんです。
忘れてはいけないのは、SNSは発信ツールではなく、コミュニケーションツールだということ。自分が発信した情報によって、どれだけコミュニケーションに派生したか、どれだけコミュニケーションが活発化したのか。そしてどれだけコミュニケーションしたのかということ。
情報が第三者に影響をもたらすのではなく、コミュニケーションが第三者にもたらす。ココがSNSの醍醐味。
という風に仮定した場合、顔のない情報よりも、誰からの情報なのかということが肝になるわけです。それは発信者の知名度や肩書きでだけでは決してありません。その人の個性、人柄。その人が如何に支持、賛同されて、応援されているのかということに繋がります。
SNSの世界は、あくまでも人が主役です。その人が嘘偽りのない正直な人かどうか。隠し事をしない、ハダカになっている人か。会いたいと思われるような人柄を持ち合わせているかどうか。
人との隔たりを作るのも、人との隔たりを越えるのも、人柄ではないだろうか。益々SNSが楽しくなってきた。そんなことを考えてました。それではまた。