日記

2018.1.10

中途採用の美容師たちへ。人気美容師の成り方を伝授しよう。

人気美容師の成り方

技術が卓越している、カッコイイ、人当たりが良い。人気美容師の条件を挙げればキリがありませんが、1つだけ必須条件を挙げるとしたら、やっぱり”人当たり”かなぁと思う。

人当たりが良いというのは、当然、相手が感じる感情であって、プロフィールに付け加えるべき項目ではありません。

では、どのようにして”人当たりが良い人”になれるのか。サロンワークに置き換えて、人気美容師になるための方法を偉そうに伝授してみたいと思う。(笑)

それは極めてカンタンなことです。お店に来てくださる全ての人と仲良くなればいいのです。

全ての人とはお客さんだけではありませんよ。材料屋さん、郵便屋さん、全ての人です。全ての人に笑顔で挨拶する、気遣って差し上げる。それだけでOK。

その点でいうと、新卒採用で入社した人には俄然優位ですよね。大変なのは中途採用で入社したスタイリストです。彼らの多くは挫折して、また違う店へと移っていきます。

大抵の美容室では、お客さん1人に対して、主担当が決められます。その主担当者がカウンセリングしてヘアースタイルを決める、カットは必ずその人が担当します。全ての施術をマンツーマンで行うお店も数多くありますが、アシスタントがいるお店では、シャンプーはもちろん、パーマやカラーリング、ブローまで、主担当が手が空いていない場合、アシスタントが代行して行います。

中途採用のスタイリストが先ずやるべきことは、お店に所属する全てのスタイリストのアシスタント業務に徹することです。

中途採用のスタイリストは、前所属の美容室で満足に入客させてもらえないという理由で転職する人が多い。だから新しいお店に入ったら、バンバン入客して「指名客をたくさん取るぞ!」と意気込むものです。

では実際はどうかというと、安売り店を除いては、そう易々と入客できるものではありません。これだけ供給過多なのですから、当然といっちゃ当然ですよね。(安売り店でも厳しいよね。)

それにスタイリストだというプライドも少なからずあるので、「なんで私が他人の売上を手伝わなきゃいけないんだ。」と思ってしまいがちです。そこが大きな間違いなんです。

トレーニングを怠っている、目先のお金にぐらついている、そんな人は論外ですけどね。

まだ新参者なのですから。先ずは2番手を目指せばいいのです。

常連さんから予約の電話が入りました。来店希望日にいつも指名している担当者がいません。「じゃあ、今回はあなたにお願いしょうかしら。」そう言ってくださるお客さんをたくさん作ることです。

そのために必要なことは単純ですよね?そのお客さんとたくさん接することです。

もし仮にそのスタイリストが退社したら、そのスタイリストが担当しているお客さんは、全てあなたのお客さんへと変わるはずです。

存在感を高めるのです。お店に入ってくる全ての人から笑顔で挨拶されるような、愛される人になることです。

厳しいことを言うと、中途採用のスタイリストの多くの人は、そこが欠けているのです。だから上手くいかない。それを全て他人のせいにしてませんか?お店のせいにしてませんか?まずは自分を変えないと、どこに行っても繰り返すだけです。

人気美容師に備わっているものがあります。それは“存在感”です。高い存在感がある人は、評判を呼びます。沢山のお客さんから紹介を頂けます。

与えられた入客だけで人気美容師になれるわけはないのです。評判を呼ぶような、紹介されるような人になることです。

なんだか説教じみた話になってしまいましたが、だって本当のことなんだもん。その人にとって必要な人になること、それが”存在感”なのです。

〈了〉

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