湘南ベルマーレ5戦ぶりの敗戦も「ゴールまでのプロセスが非常に研ぎ澄まされている。」J1 第21節 湘南ベルマーレ0-1横浜Fマリノス
J1 第21節 湘南ベルマーレ0-1横浜Fマリノス(BMWスタジアム/14.862人)
48分 ウーゴ・ヴィエイラ(横浜FM)
雨上がり、高温多湿の中で行われた”神奈川ダービー”、横浜Fマリノスを迎えてのホームゲームに挑んだ湘南ベルマーレは前節の広島戦から2人をスタメン変更、藤田 征也と石川 俊輝に代えて高山 薫と梅崎 司が名を連ねた。
ディフェンスラインを高く保ち前線から積極的にプレスに奔走する湘南、それに対してディフェンスラインの背後を伺うFマリノス。互いに持ち味を発揮した見応えのあるゲームとなった。
飲水タイムが実施されるなど、体力の消耗著しい悪条件にもかかわらず、両チームの攻防はとぎれることがなかった。
ボールを奪った瞬間に後方の選手が一気に前線の選手を追い越す。以前は攻撃の”質”について苦言を呈していた曺 貴裁監督だが、試合を追うごとに精度を高めてきた攻撃に「非常に研ぎ澄まされてきたイメージ。」と好感触を掴んだようだ。
終了間際に松田 天馬が放った強烈ミドルがゴールポストを叩くなど、いくつもの惜しいシーンがありながらも、結局ゴールを決めることができなかった湘南だが、一方のFマリノスは後半開始早々、ディフェンスラインの左背後に放り込まれたラフなボールを天野 純が収め、ファーサイドに走り込むウーゴ・ヴィエイラが天野が放ったクロスを頭で合わせゴール。その後もサイドの仲川 輝人とオリヴィエ・ブマルが積極的に仕掛け見せ場も作るも湘南の堅い守りを前にゴールを破ることはできなかった。
1点ビハインドの湘南は63分に高山、小川 慶治朗に代わり高橋 諒と松田を投入。さらに71分に野田 隆之介をピッチに送り込みハイテンションを保つも同点ゴールは実らなかった。
シーズン途中に加入した山崎 凌吾と小川が合流後即活躍しているところや、登用された選手が次々に躍動している湘南はさらに戦力に厚みを増している印象が強い。チーム全域に浸透した湘南スタイルで上位進出を狙いたいところだ。
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