サッカー馬鹿

2019.3.8

注目は坂の代役!?調子上向きのアジア王者 鹿島に挑む〈J1 第3節 鹿島アントラーズvs湘南ベルマーレ プレビュー〉

撮影:花井 康成

 
湘南はルヴァンカップGSから中2日を空けて敵地カシマサッカースタジアムへ乗り込む。
 
昨シーズンの鹿島との対戦はホーム/アウェイいずれも試合終了寸前のアディショナルに試合が動くしびれる戦いを演じた。
 
昨季第6節、1-1で迎えた90分+4、ラストワンプレーで放った山根 視来の劇的ゴールは「今もなお鮮明に覚えてる」そんなサポーターも多いことだろう。
 
逆に再戦となった敵地カシマスタジアムで行われた第26節、こちらも1-1で迎えた90分+1、鈴木 優磨に決められた劇的ヘッドに悔しさを滲ませたサポーターも多いはず。
 
今節も湘南はアジア王者に相手に粘り強い戦いができるかどうか、守備陣の奮闘が鍵になりそうだ。
 
ポイントは、前節(FC東京戦)で負傷退場したCB坂 圭祐に代わり誰を起用するのか。前節は坂が退いた後半開始から右ウイングバックの古林 将太を投入、ポジションをひとつ下げた岡本 拓也が右CBを担い、大野和成が中央にスイッチ。
 
FC東京戦の途中出場につづき2日前のルヴァンカップGS長崎戦で活発な動きをみせた古林をそのまま起用するのか。あるいは同様の試合で並んだ3人のCB(福島 隼人、フレイレ、小野田将人の中のいずれかを登用するのか。気になるところだ。
 
長崎戦からの登用があるとしたら、やはり最有力は清水エスパルスから完全移籍で獲得したフレイレか。前節でサブメンバー入り、ルヴァンカップ長崎戦でフル出場を果たしたフレイレは坂と同じCB中央を担当、徐々にチームにフィットしつつある屈強なCBは守備に安定感をもたらすだろう。
 
それとも長崎戦後、曹貴裁監督が「堂々とプレーしてくれたのは収穫だった」と名指しした高卒ルーキーの福島か、あるいはJFL FC今治から飛び級移籍と話題の小野田の起用に踏み切るのか。
 
いずれにせよ、後半に失速し、アディショナルタイムで逆転を許した長崎戦のメンバーからの登用は、アジア王者相手に通用するのかどうかは現時点では微妙なところだ。
 
一方で敗戦の中、負傷明けながらも、気迫あふれるプレーでチームを鼓舞しつづけていた梅崎 司が今季リーグ戦初スタメンを果たすのかどうか。こちらも注目である。
 
いまだリーグ戦未勝利の鹿島だが、前節は昨シーズン王者の川崎フロンターレ相手に互角の戦いを演じ、火曜日に行われたACLグループステージ ジョホール(マレーシア)戦では主力を温存しながらも盤石の勝利を収めている。調子は上向きだ。
 
湘南はアジア王者相手に粘り強さを発揮できるだろうか。カウンターから好機を伺いたい。
 
2019明治安田生命 J1 第3節
鹿島アントラーズvs湘南ベルマーレ/カシマサッカースタジアム
3月9日 16:00 kick-off
 
(勝村大輔)

Categories & Tags

あなたも大切な人のサポーター。よかったらシェアお願いします!

TOP