サッカー馬鹿

2019.3.28

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リーグ戦未勝利の清水に復調の兆し!? 湘南は代表帰りの若手を温存か 〈明治安田生命J1第5節 清水エスパルスvs湘南ベルマーレ プレビュー〉

湘南 曹 貴裁(チョウ キジェ)監督(撮影:花井 康成)

インターナショナルマッチウィークが明け、明治安田J1は第5節を迎える。これまで2勝2敗の湘南は敵地IAIスタジアム日本平に乗り込み清水とのアウェー戦に臨む。

 
湘南は杉岡 大暉と齊藤 未月がU-22日本代表に選出され、ミャンマーで行われたAFC U-23選手権タイ予選に帯同(齊藤は負傷離脱)。鈴木 冬一と柴田 壮介はそれぞれU-20日本代表、U-18日本代表に選出、欧州、中東から戻ってきたばかりだ。すでに主力メンバーとしてチームを支える若手の台頭は誇らしくもあり、コンディション調整においては悩ましいところでもある。一方の清水はU-22日本代表に立田 悠悟、U-20日本代表に滝 裕太が選出されている。
 
清水は開幕から2敗2分いまだ未勝利がつづいているが、この2週間に及ぶインターバルはチーム再生に向かう絶好の機会となったことだろう。とりわけ公式戦6戦で13失点を喫した守備陣の立て直しは急務となる。
 
清水は今季アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)からDFヴァンデルソンを期限付き移籍で獲得すると、ファン・ソッコ、立田 悠悟と並べ3バックを採用、開幕戦(広島戦)に名を連ねた。
 
ところが翌週の第2節、ホーム開幕戦となるガンバ戦でまさかの4失点、守備網は完全に崩壊した。「自分たちでゲームを壊してしまうようなイージーなミスパスが多く続く展開になりました。」と自滅を認めたヤン・ヨンソン監督はさっそく3日後に行われたにルヴァンカップGS松本戦でシステム変更を実施、昨季のベースとなる4-4-2に戻す。
 
だが悲劇はまたしても訪れてしまう。第3節札幌とのアウェー戦に挑む清水に札幌攻撃陣が牙を剥いた。アンデルソン・ロペスの4得点を奪われるなど、計5失点の大敗を喫してしまった。ヤン・ヨンソン監督は「ミスが生まれているのは、守備の連係面がうまくいっていないことが明らかな理由」と危機感を募らせた。
 
しかし大量失点に喘ぐ清水だが、公式戦6戦で8得点を挙げるなど得点力に遜色はない。白崎 凌兵(鹿島へ完全移籍)ら主力が抜けた穴を新戦力が凌駕する。攻撃面において新陳代謝はスムーズに進んでいる印象が強い。
 
とりわけ印象的なのが今季V・ファーレン長崎から完全移籍で加入した中村 慶太とユース出身の2年目19歳の滝 裕太だ。第2節ガンバ戦で移籍後初ゴールを挙げた中村はリーグ戦すべての試合でスタメン出場を果たしており、滝は昨季こそリーグ戦の出場がなかったものの、今シーズンはこれまで5試合の公式戦に出場し3得点を挙げ、前節の神戸戦でついにリーグ戦初スタメンを果たしている。
 
そして何よりも復調が待たれるのが、負傷により出遅れているエウシーニョ(今季川崎フロンターレから加入)ではないだろうか。今季の補強の目玉として期待されていた右サイドの職人が輝きを取り戻せば湘南にとっても大きな脅威となるはずだ。
 
対する湘南は普段と変わらない3-4-2-1で臨むことが想定される。これまでの公式戦(6戦中)において一度たりとも同じメンバーで臨んだことはない湘南は誰が出ても落ちることのない戦術の浸透、選手層を兼ね備えている。
 
出場停止明けの岡本 拓也が戦列に復帰、遠征帰りの若手が控えに回る代わりに、菊地 俊介、梅崎 司、武富 孝介ら経験豊富な選手たちがスタメンに名を連ねることが予想される。
 
いまだ未勝利の清水だが、引き分けに終わった前節(神戸戦)を終えヤン・ヨンソン監督は「堅固なディフェンスを見せられた試合」と手応えを口にしているが、前線から果敢にプレスを仕掛ける”湘南スタイル”に対して粘り強い戦いを展開できるかどうか。清水にとってホームで行われる湘南戦を浮上のきっかけにしたいところだ。
 
明治安田生命J1第5節 清水エスパルスvs湘南ベルマーレは31日(日)アイスタで14:00 KOと予定されている。
 
(勝村 大輔)

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