サッカー馬鹿

2019.6.1

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神奈川ダービーは横浜FMに惜敗。超攻撃陣にもひるまずアグレッシブな姿勢を貫く〈明治安田生命J1第14節 湘南1-2横浜FM〉

 
明治安田生命J1第14節 湘南ベルマーレ1-2横浜F・マリノス(BMWスタジアム/14031人)
12分 エジガル・ジュニオ(横浜FM)
44分 武富孝介(湘南)
63分 仲川輝人(横浜FM)
 
今週のフライデーナイトJリーグは湘南がホームに横浜FMを迎えての神奈川ダービー。満席のスタンドが沸いた激しい攻防戦は横浜FMに軍配が上がった。
 
やはり横浜FMは強かった。前節(磐田戦)前々節(神戸戦)それぞれ4得点を叩き込み大勝に導いた破壊力抜群の攻撃陣は今節も健在だった。
 
トップ下のマルコス・ジュニオールから仲川輝人へスルーパス、右ウイングバックの背後を抜け出した仲川が加速、仲川のクロスを最後はエジガル・ジュニオが押し込む12分の先制シーン。
 
左ウイングバックの背後を突くスルーパスに遠藤渓太が猛進、遠藤のクロスにエジガル・ジュニオ、こぼれ球を仲川がバイシクルで押し込んだ追加点。
 
いずれも狙い通りの横浜FM、湘南にとっては気をつけてはいたが及ばずのゴールシーンだった。
 
それでもハイラインを保つ両チームの攻防は見応え充分だった。
 
左サイドを駆け上がるレレウ目がけて放たれたロングフィードをダイレクトで折り返すと、指宿洋史がダイビングヘッドでゴールに迫る。このシーンは惜しくもGK朴一圭に弾かれたが、横浜FM攻撃陣の迫力に後退するどころか、終始アグレッシブな姿勢を貫いた湘南は何度も相手ゴールを脅かした。
 
こうした展開は湘南サポーターにとっては驚きを越え、頼もしさを感じたに違いない。
 
この日の湘南はベスト布陣を組めるような状況ではなかった。
 
不動のワントップに君臨していた山崎凌吾と、浦和戦で殊勲のゴールを決めた山根視来が出場停止でベンチ外。 FIFA U-20W杯に参戦中の齊藤未月と鈴木冬一を欠き、大橋祐紀や梅崎司、岡本拓也をはじめ負傷者が相次いでいる湘南の台所事情は苦しい。
 
「どのチームもケガ人がいたり、出場停止の選手がいる中でシーズンは推移していく」このように試合後のインタビューに応じた曹貴裁監督だったが、「このメンバーで戦うこと、やり方がこうなったことも含めてすべてが約束された運命。ここから目を背けてはいけない。」と選手を送り出したことを明かした。
 
前節からスタメン5人を変更した湘南はこれまでどおりの[3-4-2-1]を敷いた。センターバックはフレイレ、小野田将人、杉岡大暉が並び、ウイングバックには古林将太とレレウ、武富孝介と山口和樹と2シャドーを務め、ワントップに指宿を置いた。配列は変わらずとも初めて試すコンビが其処彼処にある。
 
それでも山口やレレウ、指宿らこれまで出場機会が少なかった選手たちが華々しく躍動した。とりわけ目を引いたのは武富のゴールをアシストした古林だった。古林はこれまでは岡本の代役としてピッチに立つことが多かったが、存在感を発揮できていたとは言い難かった。CKのこぼれ球を収めシュートフェイントから一気に加速、そして武富へグラウンダーのクロス。前半終了間際の得点シーンを演出した古林プレーはこの日一番の輝きを放っていた。
 
追加点を奪われてからも湘南は、システムを[4-3-3]に変え、デュマス、金子大毅、野田隆之介を次々にピッチに送り込み攻勢を強める。残念ながら同点ゴールを奪うには至らなかったが、負傷により出遅れていたデュマスと金子が今季初出場、デュマスはこの日Jリーグデビューとなった。この2人の復帰は湘南にとって大きな朗報だろう。
 
逆に横浜FMは28分に扇原貴宏が負傷退場というアクシデントに見舞われたが、代わりに入った天野純が遜色ないプレーを発揮。勝負どころで三好康児、終盤に大津祐樹を投入するなどシステムを変えることなく盤石な試合運びで勝利を収めた。

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