サッカー馬鹿

2019.8.6

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2年連続でブザービート発動!?坂のAT弾で湘南が鹿島に劇的勝利!〈明治安田生命J1第21節 湘南3-2鹿島〉

明治安田生命J1第21節 湘南ベルマーレ3-2鹿島アントラーズ(BMWスタジアム/14.237人)
49分 山崎凌吾(湘南)
52分 野田隆之介(湘南)
61分 セルジーニョ(鹿島)
73分 伊藤翔(鹿島)
90+6分 坂圭祐(湘南)
 
2週間のインターバルを挟んで行われた第21節、湘南はホームに鹿島を迎えた。一方で敵地に乗り込む鹿島はミッドウィークに浦和戦を終えたばかり、中2日の過密日程の中での試合となった。
 
湘南は前節からスタメン4人を変更。3センターバック中央に負傷明けの坂圭祐が復帰、2シャドーは梅崎司と武富孝介のコンビに代えて松田天馬と野田隆之介を起用。メンバー外となったフレイレと武富のコンディションが気になるところでもある。ここ数試合、好調を維持していた古林将太は今節はベンチに下がり、鈴木冬一が右ウイングバックに入った。注目の新戦力クリスランと山田直輝はベンチスタートとなる。
 
湘南はいつもどおり前線からプレスに奔走、対する鹿島は前がかりにはならず勝負どころを見極める。この辺りが試合巧者鹿島が成せる展開かもしれない。一見、湘南ペースに映る前半だが、終わってみればスコアレスで折り返すことになる。湘南はここ数試合、右サイドの古林が果敢に攻め上がるシーンが多く見られたが、この日は左サイドの杉岡大暉が攻守にわたり躍動。対峙する元湘南 永木亮太との攻防が大きな見どころとなった。
 
後半に入ると湘南はさらにギアを上げる。試合が動いたのはそれからわずか4分後だった。前半から積極的にボールに絡んでいた野田が右サイドでボールを受けると、左サイドを猛然と駆け上がる杉岡を目掛けてサイドチェンジ。杉岡はダイレクトで鋭いクロスを放り込むと、ファーサイドから滑り込む山崎凌吾が左脚を投げ出し湘南が先制!勢いに乗る湘南はすかさず畳み掛ける。
 
52分、右サイドで松田が粘り齊藤未月へスイッチ。齊藤がそのまま持ち出し逆サイドを駆け上がる杉岡へパスを送ると、杉岡は迷わず左足を振り抜く。シュートは相手ディフェンスに弾かれるも、野田が体を投げ出しながら押し込み追加点!いずれも左サイドの杉岡が決定的な仕事をやってのけた。
 
ところが試合はこのままでは終わらない。大岩監督は間髪入れず采配を振るう。終始押し込まれていた左サイドバック小池裕太を諦め山本脩斗を投入、同時にFW伊藤翔を加え前線を活性化、攻勢に打って出る。
 
結果的に湘南はこの後同点に追いつかれてしまうのだが、失点シーンはいずれも勿体ない失い方だった。
 
1失点目は61分、スローインからのリスタートからフワリと舞い上がるルーズボールに対しタイミング良く足が出ず、あれよあれよという間に繋がれ、最後はセルジーニョを押し込まれ献上。2点目はペナルティエリアに侵入した白崎凌兵を大野和成が引っ掛けてしまいPKを献上、決定機阻止ではないだけに悔やまれるファールだった。このPKを伊藤に決められてしまい試合は振り出しに戻されてしまった。
 
帳尻を合わすように試合の主導権を奪い返す鹿島に対し、怯むことなく猛然と食らいつく湘南。曹貴裁監督は次々に攻撃性の高い交代カードを切っていく。70分、長期離脱から復帰の岡本拓也をピッチに送り込むと、その8分後には梅崎、試合終盤にクリスランを投入。「最後まで諦めるな」曹監督のメッセージは選手たちを奮い立たせたに違いない。
 
こうして迎えた後半アディショナルタイム、ラストワンプレーとなった左CK。ファーサイドを目掛けて放った梅崎のキックを、大外から回り込むように飛び込んできた坂が頭で合わせる。長い滞空時間から繰り出されたヘッドは豪快に地面を叩き上げゴールネットの上部に突き刺き刺さった。決勝ゴールと同時に試合終了のホイッスルがスタジアムに轟く。
 
湘南がブザービートを成し遂げた。
 
忘れもしない、昨年につづくブザービートだ。奇しくも当時の対戦相手も鹿島だった。さらに執念のミドルを叩き込んだ山根につづき今年は坂の豪快ヘッド。いずれもディフェンスの選手がゴールを決めるというのがいかにも湘南らしい。湘南はこの試合を終えて順位を一つ上げ11位に浮上した。

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