サッカー馬鹿

2019.9.15

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自滅から2失点、湘南らしさは影を潜めた。〈明治安田生命J1第26節 大分2-1湘南〉

明治安田生命J1第26節 大分トリニータ2-1湘南ベルマーレ(大分市営陸上競技場/9.152人)
42分 三平和司(大分)
45+1分 伊佐耕平(大分)
82分 野田隆之介(湘南)
 

代表ウィーク明け2週間ぶりの再開となるJ1リーグは第26節。今節を合わせて残り9試合の争いとなるわけだが、試合前までの湘南の順位は11位。この界隈は僅差の勝点で争っておりこの試合の結果次第で大きく順位が入れ替わる混戦模様。

 
湘南にとっては残留確定へ向け一つでも順位を上げておきたいところだが、どんな形でもいい、まずは目先の一勝が欲しい。正直なところこれが本音だろう。なぜならパワーハラスメント疑惑により曹貴裁監督の謹慎がつづいている湘南は監督不在の戦いの中、まだ一度も勝利を収めていないからだ。曹貴裁監督に代わり高橋健二コーチが指揮をとったこれまでの戦績は1敗2分、いまだ今後の見通しが立たない湘南にとって、まずは未勝利を解消し悪い流れを断ち切りたいところだ。
 
さて大分戦だ。明治安田生命J1第26節 大分対湘南は、ラグビーW杯開催の影響で昭和電工ドームが使用できないため、大分市営陸上競技場で行われた。
 
湘南のフォーメーションはこれまでどおりの[3-4-2-1〉。3バック右に岡本拓也が入り、右ウイングバックに古林将太。この縦の関係に加え、2シャドーには梅崎司と山田直輝を配置。梅崎は久しぶりのスタメン復帰となり、山田は今夏、湘南復帰後初のスタメン出場。大きな変更点はこの2点、U-22代表帰りの杉岡大暉と齊藤未月は強行出場となった。
 
トップの山崎凌吾を起点に縦への意識が強いスピーディーな攻撃で先制点を狙いたい湘南に対し、巧みなパスワークに丁寧なビルドアップから相手ディフェンスラインの背後を伺う大分。
 
互いに[3-4-2-1]のシステムを用いたミラーゲームだけに持ち前のプレスがハマれば俄然湘南が優位ではないか。戦前はこのように予想していたが、試合は湘南の理想とは真逆の展開となってしまった。
 
つなぐ大分に対して無闇に飛び込めない湘南は次第に引かざるを得ない格好になる。後方でのボール奪取からビルドアップを試みるがファーストパスを狙われカウンターに見舞われるシーンが目立つ。この日の献上した2失点はいずれもパスミスによる自滅となった。
 
2点ビハインドから始まった後半は、スタートから齊藤未月に代えて長期離脱から復調しつつある菊地俊介を投入。66分に野田隆之介、80分に山根視来と、高橋コーチは続けざまに交代カードを切るが、相手のミスに漬け込んだ野田の粘り強いプレーから1点を返すも反撃もここまで。湘南らしさは最後まで見られなかった。
 
この敗戦により湘南は順位を2つ下げ13位、5チームが同勝点で並ぶ大混戦の渦中に立たされた。監督不在の戦いがつづく湘南はこれで4戦未勝利、眼下に降格圏を見据えての戦いはまだまだつづきそうだ。
 
苦境に立たされた湘南だが、ひとつ朗報があるとすれば、ACLと天皇杯開催によりこのあと2週間のインターバルが控えていることだろう。いまだJリーグ側からパワハラ疑惑の調査結果の発表が行われていない状況がつづいているが、曹貴裁監督の処遇も含め一刻も早い解決が待たれる。どんな結果になろうとも決着がつかない限り先行きは見えてこない。いずれにしても2週間後の清水戦ではスッキリした体制で臨めることを願うばかりだ。

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