2. 感染拡大は抑え込めている
会見で安倍総理は「現時点では緊急事態を宣言する状況ではない」と明言しました。
その根拠は、事実に着目すれば明らかです。
国内の状況
現在(3/14時点)の国内における新型コロナウイルスの感染状況
- 死亡者 21人
- 感染者 716人
- 回復者 135人
(いずれもクルーズ船は除外)
感染状況の詳細に迫ると、
・感染者のうち80%は軽症
・感染者の致死率は2%
現在の致死率を総人口比で見てみると、新型コロナウイルスによる致死率は0.000017%
なんと、サマージャンボ宝くじの一等賞の当選確率は0.00001%と、ほぼ同数ではないか。(1000万人に1人くらい)
ちなみに、インフルエンザ流行時の死亡率は0.0083%なので、コロナの致死率より二桁高い。(コロナの100倍くらい)
年代別の致死率は、一挙に感染が拡大に至った韓国のデータが参考になります。
上記のデータを致死率に置き換えると、
80代(7%)
70代(4%)
60代(1%)
50代(0.4%)
40代(0.09%)
20代以下(0%)
上記のデータから読み取れるのは、
・高齢者の致死率が極めて高い
・20代より下の世代の死亡者はゼロ
当然、日本でも同じ現象が起きています。
直近(3/13)の死亡者は2名と発表されましたが、厚生労働省のサイトから、1名は90歳代、もう一名は遺族の意向で非公表(高齢者)と確認できます。
ちなみに、日本人の平均寿命は83.98歳(男性81.25 女性87.32)
ウイルスの脅威と結びつけるには、あまりに信憑性に欠ける。
上記を踏まえて、明らかな事実を並べてみると、
- コロナは感染力は高いが、致死率は極めて低い
- 死亡者の多くは高齢者であり、多くの死亡者は持病があることが判明
- 回復率は高く、若年層の死亡率は極めて低い
海外の状況
つづいて、海外の状況を見てみます。
各国の状況(3/13時点)
感染者数 | 死亡者数 | |
中国 | 80813 | 3176 |
イタリア | 12839 | 1016 |
イラン | 10075 | 429 |
韓国 | 7979 | 67 |
スペイン | 2950 | 84 |
フランス | 2876 | 61 |
ドイツ | 2369 | 6 |
米国 | 1663 | 40 |
スイス | 857 | 6 |
日本 674人 19人
総数
- 感染者 132103人
- 死亡者 4950人
- 回復者 69926人
・回復率は52.9%
・致死率は3.77%
となっています。
感染の拡大推移は下記のグラフをみると明白です。
短期間で、膨大なPCR検査を実施した韓国とイタリアは患者で病院がパンクして医療崩壊。
日本は、後発のヨーロッパとアメリカと比べても、明白に感染拡大を抑え込めています。
安倍総理が「現時点では緊急事態宣言はない」と明言した根拠はこのあたりのデータを見れば納得できます。
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