コンサル

2020.4.21

コロナ禍で美容室の利用を考えてるあなたへ。美容師から伝えたいこと

3. コロナ禍の美容室利用の際の注意点

現在、営業している美容室は、例外なく、徹底的に店内の感染対策をおこなっているはずです。

なぜなら、今、美容室が一番恐れているのが、店内感染だからです。

具体的な対策は下記のとおりです。

 

  • 美容師のマスク着用と消毒の徹底
  • 利用客の事前検温と来店時の消毒
  • 三密の回避
  • “人→モノ→人”対策

 

ひとつずつ説明します。

〈美容師のマスク着用と消毒の徹底〉

すでに、美容師が感染していると想定して、マスク着用と消毒をこまめにおこないます。

そもそも、美容師は作業ごとに手を洗う習慣がありますが、より安全性を高めるために、手袋を着用する場合もあります。

〈利用客の事前検温と来店時の消毒〉

ご予約の際に、来店前の検温、あるいは、体調不良の場合は来店を回避していただくようお願いします。

来店時は、まず店頭に設置してあるアルコールや次亜塩素酸水で手指の消毒をおこなっていただきます。

施術中も、基本的にマスク着用は問題ありません。

〈三密の回避〉

密集、密閉、密接を回避します。

〈密集〉

密集を防ぐ対策は2つ。

完全予約
最小限のスタッフ数

お客さま同士が不必要に重ならないように、あるいは、店内での待機時間の排除するために、お客さまには予約の徹底をお願い致します。

密集を防ぐために、最小限のスタッフで対応します。

〈密閉〉

そもそも美容室は換気の良い空間です。

なぜなら、揮発性の高い、パーマ液やカラー剤などを使用するため、換気については、法律で厳しく定められています。

さらに感染リスクを回避するために、ドアや窓の開け閉めを頻繁におこないながら、清潔な空間を保つように心がけています。

〈密接〉

美容師と利用者が互いにマスクを着用することが大前提です。

その上、不必要な密接を避けるために、マンツーマン施術を徹底します。

シャンプー時が不安という利用者のお気持ちも分からなくはありませんが、清潔な施術をおこなう上で、洗髪は欠かせません。ご了承ください。

不必要な会話も極力控えます。

施術時間の短縮も不可欠です。

特にカットに充てる時間は、美容師の技量にかかってきますので、勇気を出して

「できるだけ短時間で仕上げてほしい」

とあらかじめ美容師にお願いしておくのも一案です。

残念ながら、仕事が遅い美容師は、本人に自覚がありません。

一説には、近距離での30分以上の会話は危険とも言われています。

その一方で、パーマやカラーなど、一人での待機時間は安全と考えられます。

〈”人→モノ→人”対策〉

コロナの正体に迫ると、”人から人”の感染経路に加え、”人→モノ→人”の感染リスクが高いことが明らかになりました。

美容室でもっとも注意すべき対策は、まさにココです。

人が触る可能性があるモノ(例えば、椅子の肘掛けやドアノブなど)を、こまめに消毒する必要があります。

そして見逃してはいけないのは、トイレ内感染です。排泄物は蓋をしてから流すこと、利用ごとに次亜塩素酸水を噴霧するなど除菌を徹底します。

 

【注意】コロナの感染リスクが心配で美容室の利用を躊躇している方に伝えたい5つのこと

まとめ

繰り返しますが、美容室は休業要請対象外です。

自粛の必要はありません。

利用者のみなさまが心配なのは、美容室での感染の危険性だと思います。

残念ながら、考えられる対策をどんなに徹底しても、感染リスクは消えません。

コロナの正体は、まだ定かではないからです。

美容師と利用者、どちらが感染していても不思議ではない状況です。

現場の美容師として言えることは、

緊急事態宣言が解除されると同時に、利用者は美容室に殺到します。

今なら、まだ密集は回避できます。

この2点です。

そして、見逃してはならない事実は、コロナの終息はまだ先が見えていないということ。

こんな状況だからこそ、信頼関係に頼るほかありません。

信頼できる美容師を訪ねることが、最善策ではないでしょうか。

 

緊急事態宣言下においての美容室の休業判断について【本音を語ります】

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