コンサル

2020.5.17

「今こそスポーツの出番じゃないか!」ドイツサッカー再開と夏の甲子園の中止検討報道に想うこと

こんにちは 勝村大輔(@gunners5050)です。

この記事を書いているボクは、現役の美容師です。

美容師歴は25年、人口24万人の市内に20坪ほどの小さな美容室を営んでいます。お店は先日、15年周年を迎えたばかりです。

 

下記のツイートをしました。

ドイツが再起の道を示した。

 

ドイツ、欧州主要リーグで最速再開 無観客、握手禁止、控え選手はマスク着用など感染対策を徹底

ドイツサッカーは、他のスポーツに先駆けて再開を決行しました。

『ドイツ、欧州主要リーグで最速再開』

 

試合の開催に際しては、厳格なガイドラインが敷かれていたそうです。

  • 無観客開催
  • 試合前のPCR検査
  • 選手、監督らを試合前7日間隔離
  • 関係者の人数制限と区画整理
  • 握手禁止
  • 試合に出る選手以外ベンチでもマスク着用

 

こうまでしてでも再開にこぎつける、関係者の”意地”と”努力”を感じました。

ドイツのコロナ被害は日本とは桁違いです。死者は2万人を超えています。

日本では、ご存知のとおり、新型コロナによる死者は千人を超えていません。

命の重さを比較するつもりはありませんが、「なぜ日本ではスポーツを再開できないのだろうか。」と感じてしまう。

 

そんな中、驚きの報道が飛び込んできました。

『夏の甲子園中止を検討』

こんな状況だからこそ、白球を追いかける高校野球球児の奮闘は、人々に元気を与えてくれるはず。

 

「今こそスポーツの出番じゃないか!」

 

ボクはこう感じた。

開催を阻む背景は容易に想像できる。

 

「何か起きたら誰が責任を取るのか?」という責任問題。いや、責任転嫁の矛先問題と言い換えてもいいでしょう。

 

「失敗を許さない」という国の仕組みや、我々の国民気質がこのような背景を作り出しているのかもしれない。

 

この状況の中で露わになったことは、

日本人は自粛が得意。だけど、解放は苦手だということ。

 

自粛警察とかいうアレ。まるで日本人気質を象徴しているようで嫌ですよね。

チャレンジを阻むのは、自分たちだったという悲哀。

 

とはいえ、再起の道が果てしないのかというと、そうでもないかもしれない。

先日(5/21)39県が先駆けて緊急事態宣言が解除されましたよね。

宣言解除から初の週末、どんな週末を過ごしているのかを気にしていたら、友人のFacebook投稿を見て、思わず卒倒してしまった。

それがこちら。

見よ、これがTOHOシネマズ長崎の万全なコロナ対策だ!

 

 

「安全って何だろう?」ww

 

でも他人事ではない。

ボクたち美容室業界でも、すぐこういうことをやりたがる人が出てくる。

お上のお墨付きが一番安全だという、滑稽さ。

まるで印籠をかざすように「どや、美容室は安全やで!」と言わんばかりに。

実態は、手洗いやうがい程度の最低限の安全対策に過ぎません。決して防護服を着てカットしてるわけでもない。

こんなことを口走ってしまうと、自粛警察がやってきて、「実態より、意識が大事なんだよ!」と言い放ちそうでキョワイ。

だから、面倒だから口にはしない。(書いちゃってるけど)

お客さまが求めているのは安心感ですよね。安心感を得たいのなら、信頼できる美容師さんを訪ねることに尽きます。

美容師とお客さま、もはやどちらが感染者であても不思議ではありません。100%の安全など誰にも保証できません。

安全を優先させたいのなら、美容室の利用は控えるに越したことはありません。(本気でお客さまの安全を第一に考えているならコレを主張すべき)

「売上激減で泣きそうだから助けて欲しい。」この方がよっぽど潔い。

だけど意識が大事という点は、間違っちゃいないと思う。

 

問題はコロナとの共存を覚悟する意識だ。

 

コロナに立ち向かうんだと、皆に意識を示してくれるのが、スポーツの再開ではないでしょうか。

今こそスポーツの出番だと思います。

なぜならスポーツこそ、チャレンジ精神の塊だからです。(分かりやすい)

 

コロナとの共存にチャレンジする。その姿勢をボクらは喝采する。

 

失敗を恐れない、失敗を許容することが、今の我々に必要なことではないでしょうか。

アベノマスクの失敗を笑い飛ばすくらい、おおらかな国民でいたい。

 

コロナ禍の美容室は100%安全ではないけど、笑顔が取り戻せる場所である。【自粛営業の本音】

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