サッカー馬鹿

2016.5.15

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圧巻の機能美がある。観戦の醍醐味がある。そして、ファン・サポーターの熱い思いがある。【市立吹田スタジアム観戦記】

念願だった吹田スタジアムでのサッカー観戦に行ってきた。最先端の技術が支える機能美、抜群の観戦のしやすさ、そして何よりも寄付金のみで建設されたというファン、サポーターの想いの詰まった空間を、どうしても初年度の今、味わいたかった。

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そんな意気込みで向かった吹田スタジアムだったが、まずその気力を削がれそうになったのが、アクセスの悪さだ。新大阪から御堂筋線で終着駅、千里中央で下車。その後、おそらく万博当時に建てられたであろう年季の入った、巨大ショッピング施設を通過して、モノレールに乗車、数分後に万博公園駅で降りた。

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そこまではよかった。そして何よりもしんどかったのが、万博公園駅からスタジアムまでの徒歩での道程だ。とにかくめちゃめちゃ遠い。

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巨大ショッピングモールららぽーとを迂回し、スタジアムが見えてきたかと思ったら、更に駐車場をなぞるように奥からスタジアムに入る。裏へ裏へと誘導される感覚がとにかく苦痛だ。アクセスの悪さはリーグ随一と言っても言い過ぎではない。真夏の観戦が思いやられる。

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そして駅から約20分、ようやくスタジアムに辿り着いた。初めて見た吹田スタジアムを見て、瞬間的に感じたことを率直に言うと、「市民体育館みたい。」そう、あまりにシンプルな外観に味気なさを感じるのはおそらくボクだけではないだろう。

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ところが、一歩足を踏み入れた途端、その感想は、一瞬で覆されることになる。まず直感的に思った。とにかくピッチが近い。距離にして2、3メートル位だろうか。しかも、スタンドの傾斜がかなり急だ。おそらく選手目線で見ても、観客が迫りくる感覚を覚える違いない。

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一瞬で感じることができた圧倒的な臨場感だが、その感覚は、試合開始が近づくにつれて更に増すことになる。それは、夕暮れを迎え、選手がウォーミングアップのためにピッチに入場した瞬間に訪れた

その理由は直ぐにわかった。スタンドを包み込む屋根の形状、そして、照明技術だ。

照明から説明すると、まず驚いたのは、照明がスタジアムと一体型であることだ。ボクの認識では、棒状の照明が、外からピッチを照らすというのが一般的だが、このスタジアムは、内側から効率よくピッチを照らしているのだ。しかも、どうやらLEDを使用しているらしい。ボクのFacebookにコメントをくれたパナソニックの方がそう説明してくれた。どうりで。点灯、消灯の切り替えの速さを活かしたキックオフ前の光の演出は、吹田スタジアムならではの演出だったのだ。

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そして、次に驚いたのは、特徴的な屋根の形状の秘密だ。ボクのInstagramにコメントをくれた方によると、この屋根の形状が音を効果的に反響させ、観戦の迫力が増すらしい。その迫力は直ぐに肌で感じることができた。サポーターの声援がとにかく轟くのだ。

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一つ残念なこともあった。それは、観戦には欠かせないスタグル(スタジアムグルメ)のバラエティーだ。たこ焼きの名店「くくる」、タレントのタムケンの焼肉店「たむら」。まるで新大阪駅にいるかのような、お馴染みの店ばかりが並ぶ。コレも地域性の一つかもしれないが、面白みが全くない。結局、ビールしか買わなかった。

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そして試合が始まろうとしている。ボクはこの瞬間の雰囲気が大好きだ。選手入場と同時に繰り出される両チームのサポーターのチャント合戦だ。スタジアム観戦の醍醐味の90パーセント以上を占めるんじゃないか。それくらいサイコーな瞬間なんだ。

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ガンバのゴール裏は、まるでドイツの名門ドルトムントのゴール裏を彷彿させる。ちょっと言い過ぎかもしれないが、急勾配の三階層のスタンドが、巨大な壁のように迫りくる。この雰囲気はJリーグではまず考えられない。この日は平日開催だったのでなかったが、巨大フラッグが降りてきたり、圧巻なコレオグラファーが描かれる姿を観にもう一度駆けつけなければ!変な使命感まで湧いてきてしまった。(笑)

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ガンバと言えば、やはりチアリーダーだな。ビール片手にハーフタイムショーを眺めながらそう思った。残念ながらハーフタイムは、トイレやタバコを吸いに走る人が多いので、このシーンを観ないという人も多いと思う。もっと観客を巻き込むようなショーにすれば面白いのになぁ~。SNSを活用した企画なんかも面白いかも。そんなことが頭をよぎった。

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さて、肝心の試合だが、不調のガンバが、好調ジュビロをどう覆すのか?そんな興味の中キックオフの笛が鳴り響いた。

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ところが、先制したのはジュビロの方だった。エースストライカーのジェイ、守護神カミンスキーを欠く苦しい台所事情のジュビロだが、この日目立ったのは、フィジカルの強さで前線でボールキープするアダイウトン。試合から消える場面が多いものの、ここ一番で決定的なパスを繰り出す松井大輔。そして、先制ゴールを生み出したFKのキッカーであり、巧みなボールコントロールで圧倒的な存在感を発揮した小林だ。

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しかし、この日のガンバは冷静だった。守備を固めるジュビロに対し、オフサイドラインすれすれを狙い飛び出すパトリックに、アデミウソンとのポジションチェンジを繰り返し、ドリブル突破で機を伺う宇佐美、パスだけでなく、積極的に飛び出しディフェンスライン裏を常に狙い続ける遠藤。前半終了直前に決まった、試合を振り出しに戻すゴールを決めたアデミウソンのテクニックにスタンドが湧いた。

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後半のガンバが更に良かった。個人個人のチカラの差に加え、チームとしての意思疎通、一体感を増したガンバは圧巻だった。足の止まるジュビロに対して、更に前掛かりになったガンバは、中央にタイミング良く抜け出した遠藤が逆転ゴール!2ー1でジュビロを降ろした。

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吹田スタジアム初観戦を終えて感じたこと。それは前述の通り、機能性に徹した素晴らしい設備、そして圧倒的な観戦のしやすさだ。ただ、これも前述したが、改善してほしい点も幾つかある。アクセスの不便さ、スタグルのオリジナリティーのなさ、トイレに鏡がないことなど、細かいところはいくつもある。しかし、その全てを覆す素晴らしさがある。それは、ガンバ大阪というチームを愛する、ファン、サポーターの熱い思いに他ならない。スタジアムに設置されている支援者が書かれたパネルを見ながら、熱い思いがこみ上げてきた。

今シーズン13試合の観戦を終えて、7勝5敗1分。(ホームチーム側の戦績ね。)今年はとにかく沢山の会場でサッカーを満喫しよう。そんな個人的な目的の中出掛けまくるサッカーjourney。吹田スタジアムに来れてホント嬉しかった〜。さぁ、次戦はナビスコ杯を観戦しに、甲府に行ってきます。それではまた。

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