ザスパクサツ群馬のホームスタジアム 正田醤油スタジアムへは約4時間。湘南新宿ラインに乗ればそのまま運んでくれるから案外楽に行ける。高崎駅からは直通のシャトルバスに乗ればおよそ30分程でスタジアムに到着。前橋駅の方がスタジアムには近いけど、宿泊するのなら飲食店が充実している高崎の方が断然良い。
巨大な松の木に囲まれた正田醤油スタジアムは敷島公園内にある。群馬の県有数のスポーツ公園には、陸上競技場の他にも様々なスポーツ施設が点在している。確か以前来た時、ボートがごげる池もあったような気がするなぁ。整備が行き届いたとっても環境の良い公園です。
地方遠征の一番の楽しみはスタグル(スタジアムグルメ)かもしれない。正田醤油スタジアムはかなり充実してるんじゃないかなぁ、名物のソースカツ丼や山賊焼をはじめ、たこ焼きやイカ焼きにも長蛇の列が出来ていた。選手プロデュースのマンゴースイーツも人気のようだ。
ところが、いざスタジアムに入ると、外の賑わいは他所に観客席は正直言って寂しい。この日の試合は同じ北関東勢水戸ホーリーホックを迎えてのライバル対決”北関東ダービークラシック”だというのに観客動員数は4002人。かなりの空席が目立っていた。
北関東ダービーを盛り上げていたのは、むしろビジターエリアを埋め尽くした多勢のホーリーホックサポーターかもしれない。スタジアム中に轟く彼らのチャントは間違いなく北関東ダービーを盛り上げていた。
ザスパクサツだって負けてはいない。ゲート入場口には、草津温泉の”ゆ”と書いてある暖簾が掛かっていたり、スタンドには”湯もみムスメ”たちがゴール裏を盛り上げていたり、
夏季限定のユニフォームもかなり良い感じだ。この日着用してたユニフォームは、チームカラーの紺と黄色ではなく、大河ドラマ「真田丸」の主人公 真田幸村にちなんだ真紅のユニを着用。
両肩に甲冑をイメージしたデザインを配し、両面には「六文銭」と「十文字槍」のモチーフが入っている。コレ、めっちゃカッコいいぞ!
J2 第29節 ザスパクサツ群馬2-1水戸ホーリーホック
さて、肝心の試合はというと、好調群馬が7季ぶりに水戸勝利。粘りを見せての逆転勝利に選手たちは喜びを爆発させた。
サッカー人気の土壌がある前橋なだけに、もっとサッカー人気が高くてもいいはず。そう思うのは全国共通の認識ではないだろうか。会場のお世話役を務める関係者やスタグルの充実度、クラブも限定ユニをはじめ様々な企画で必死に盛り上げている。あとは結果、戦績だけ。ザスパクサツ群馬が全国区に名乗りを挙げる日もそう遠くはないような気がしてならない。