【Instagramは写真展ではない。コミュニケーションツールであることを忘れてはいけない。】
Instagramをただの写真展だと誤解しているユーザーを見かけることがある。
確かに、彼らが投稿する作品は、プロ顔負けの素晴らしい写真だなと思った。初めは只々「スゲーな」って見惚れてたんです。
けど、そういう人に限ってシツコイくらい連続投稿してきたり、過去の写真投稿をこれまた執拗に繰り返します。
余程「見て欲しいんだろうなぁ~」多分この人に悪気はないと思うんです。だからと言ってウザ過ぎる。典型的な空気を読めないパターンね。こうしてアンフォローに至ってしまったユーザーも沢山いる。
ウザいといえば、近頃「Instagramで売上アップ!」とか言ってる奴らの投稿、執拗に売り込みを繰り返す彼らの投稿に辟易してるよって方も多いのではないだろうか。
TwitterよりFacebook、FacebookよりInstagram。Instagramは最も売り込みが嫌われるコミュニティーだとボクは感じている。
カッコいい!を写真を挙げて、「カッコいい!」って言ってもらえると嬉しいし、思わず「可愛い!」ってコメントを入れてしまい、それがキッカケでコミュニケーションを楽しむ。
Instagramほど、“純度の高い”コミュニケーションツールは、今のところ見当たらない。
最近では動画投稿や『ストーリー』(24時間で消える投稿)という新機能も導入され、益々Instagramはコミュニケーションツールとして進化を遂げていく事でしょう。
スクウェア・ギャラリー(写真展)からコミュニケーションツールへ。
綺麗な写真から生まれるコミュニケーション。興味深い投稿から生まれるコミュニケーション。リアルタイム投稿から生まれるコミュニケーション。
コミュニケーションが生まれるキッカケは、綺麗な写真とは限らなくなってきた。話題性やコンテクスト(特定のユーザーとの共通認識)や即時性、様々な要素が含まれることをボクたちは見逃してはいけない。
現に、ボクの投稿の「イイね!」の数を見てみると、残念ながら写真の質と「イイね!」の数に相関性は見当たらない。
上から順番に見ていくと、一番イイねを獲得した投稿は、先日、タイ バンコクで行われた、ロシアW杯アジア最終予選の現地のスタジアムの写真でした。
オンタイムでの投稿、現地からのリアル投稿、話題性も高い投稿であることが、この数字に繋がったことは明白です。
2番目と3番目は、なんと!テレビ画面を撮った画像なんです。なので写真の質は「イイね!」の数に全く影響してないってことがわかります。残念だけど、写真の質は、話題性と即時性には敵わないということ。
4番目の写真は、1番目と同じバンコクからの写真で、問題は5番目の写真にあります。
この写真はだいぶ前に撮った写真です。Jリーグの中でも屈指の人気チーム”松本山雅”のサポーターの写真です。
なぜこの写真に多くの「イイね!」が付いたのか?その答えは”#松本山雅”にあることが想像できます。
松本山雅サポーターに向けた投稿であること。完成されたコミュニティーの人たちの共感を得られたこと。コンテクストの共有によりもたらされた「イイね!」だということがわかります。
Instagramの楽しむために必要なこと。それは、写真を楽しむこと、そしてコミュニケーションを意図すること。
・話題性
・即時性
・コンテクストの共有
その前に先ずは写真を楽しむことですかね。
「楽しい!」が「楽しそう!」と伝播するように、写真をめっちゃ楽しむこと。Instagramこそ馬鹿が価値になるツールだと思うなぁ~。あくまでも私見ですが、そんなことを考えてました。それではまた。