サッカー馬鹿

2017.5.4

Jリーガーのセカンドキャリアを考える『いま目の前にあることを真剣にやること、そうしないと次はない。日本サッカー名蹴会会長 金田喜稔さんに聞く 人生の責任論』

Jリーガーのセカンドキャリアを考える。〜日本サッカー名蹴会会長 金田喜稔氏インタビュー〜

現代、一つのキャリアで人生を終えることは、決して一般的ではなくなってきた。選手生命が短いプロスポーツ選手において、引退後のセカンドキャリアは避けることのできない道筋でもある。

サッカー日本代表最年少得点記録の保持者でありつつアマチュア契約にこだわり、サッカー選手引退後は会社員として日産自動車に勤務。会社員とサッカー解説者の二足のわらじを履きつつ、独立後は全国でのサッカークリニックの開催、日本サッカー名蹴会の設立など、日本サッカーの普及に務めている金田喜稔さんに、自身も美容室のオーナーでありつつサッカーライターとしてのパラレルキャリアを歩むSUPPORTS記者の勝村が、サッカー選手のセカンドキャリアをテーマに話を伺った

―― Jリーガーのセカンドキャリアが今回のインタビューテーマなのですが、各メディアを見ると「引退後の支援がないサッカー選手はかわいそう」だとか、「協会のバックアップどうなっているんだ」という警鐘は鳴らされているのですが、解決策が言及されていることは稀です。そもそもプロサッカー選手が、現役引退後の生活サポートをされるということは本当に必要なのでしょうか?

(金田) 保証される必要はないと思います。なぜかというと職業選択の自由があるこの日本で、プロサッカー選手を目指して、プロ選手になった。それはものすごいことなんです。

プロサッカー選手になりたい人がたくさんいる中で、本当にプロになるのは一部の勝ち残った人だけです。そこにはもちろん本人の才能や努力、周囲との人関係、環境もあるでしょう。でもプロを目指して、人生の目標を叶えた人間が、引退後のセカンドキャリアなんて心配しながらプレーしていて良い結果に繋がると思いますか。

サッカー選手として何年やれるかわからないけど、プロを目指した人間がプロになり、選手として活躍できなくなりサッカー界から去る、それも含めて自分の人生なんです。周りが心配するのはおかしな話です。

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