コンサル

2018.5.19

理解力を高めるために実践している3つのステップ

理解力を高めるために実践している3つのステップ

太陽の塔の裏側。表面とは全くの別顔です。

せっかく為になる話を聴いたのに、「良い話だった〜」「感動した!」「楽しかったぁ〜」で終わらせては、あまりにもったいない。一度目ならまだしも、毎回のように「楽しかった」を繰り返す。映画などの娯楽ならばそれでも構わないとは思うのですが…。

そんな前置きをしておきながらも、ボクは決して、他人のことをとやかく言える資格はありません。

幸運にもボクは何度か師匠と映画鑑賞をご一緒できる機会に恵まれました。当然、観終わったあとにお互いの感想を述べ合うのですが、師匠の観点があまりに深すぎて、自分の感想を言うのが恥ずかしくて躊躇してしまいます。

どうして同じ映画を観たのに師匠は理解力に優れているのだろうか。なぜボクには短絡的な感想しか思い浮かばないのだろうか。その答えは、師匠が映画鑑賞のたびに必ず購入するパンフレットにあるのではないか。そんな仮説を立ててみた。

師匠とボクの大きな差は、これまで観てきた映画の本数です。確実に1000倍以上の開きがあると思う。出演している俳優のバックグラウンドや出演してきた他作品のことまで詳細に憶えておられるし、この監督の世界観が好きだとか、この俳優さんの演技が好きなど、このシナリオは興味深いなど、演劇に携わってきた経験が加味されています。一言で表すと映画を観る目が肥えているのだ。それに常に好奇心を絶やすことはありません。「もし、その映画を理解できなかったらパンフレットを買うといいよ。」師匠はこうおっしゃっていた。

こういった体験を踏まえて、ボクは出来る限り理解を深めようとする努力を意識して行うようになりました。

理解度と情報量は比例している

個人差はあると思いますが、ボクは一度聴いただけでは到底理解に及びません。何度も聴くことによって、「あ〜 こういうことだったのかぁ!」と初めて気がつくこともあるし、聴くたびに異なる感想が思い浮かんでくる。少しでも惹かれたら、とことんハマってみる。繰り返し触れることで、理解を深めることができます。

ルーツを紐解く

なぜその人は、このような考えに至ったのだろうか。ルーツを紐解いてみる。音楽に例えると分かりやすいかもしれません。このミュージシャンは誰の影響を受けたのか、さらにそのミュージシャンはどんな音楽に刺激を受けたのか。ルーツを深掘りすることで、少しずつその人の思考に近づくことができます。もし尊敬している人がいるのなら、その人と同じ情報源を辿ってみる。おぼろげながらも少しでもその人の思考に近づくことができるはずです。

自分に置き換えてみる。

情報量を蓄え、情報源を辿る、そうすると、自分だったらこう思う、などといった自分の意見が芽生えてきます。一般的にはこんな論調が目立つ、でもボクは違うと思うな。なぜならばね、という具合に理解が深めることで別視点が生まれます。理解力を高めるための大切なステップは他人事で終わらせずに自分に置き換えてみることです。自分ごとに捉えることで、はじめてストンと腹に落ちるものです。

好奇心と妄想力

いかがでしょうか。決して意地悪で言っているわけではありませんが、どうしてあの人は勘が悪いのだろうか、と思うことがあります。なぜ浅いのか、なぜ短絡的な感想しか抱けないのだろうかと。親身になればなるほど心配でなりません。ボクが言うのも何ですけどね。(笑)

でも残念ながらボクの師匠は意識的に理解力を高めようとしているわけではないと思うんです。師匠の口癖は「これ面白そうじゃん」ですから。その様子は、常に好奇心に溢れ、その先の光景を妄想しているようです。

理解力を高めるために、まずボクができることは、パンフレットを買うことからですね。知る楽しさを味わい、伝える楽しさを実感してみる。あとは行動あるのみです。

<了>

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