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2019.12.5

所持金30万円の美容師が、わずか一週間で1000万円を調達し、30日後に独立開業した話

「出店にはどれだけ費用がかかるの?」
「資金調達はどうするの?」
「実際のところやっていけるのか不安」

この記事を読むと上記の不安が解消します。

こんにちは 勝村大輔(gunners5050)です。

ボクは美容師歴25年、人口20万人の市内に20坪ほどの小さな美容室を営んでいます。お店は間もなく開業から15年目を迎えます。

記事タイトルにあるとおり、独立を決意した当時の所持金は30万円でした。

この30万円を元手に、1週間で1000万円を調達。店舗工事も滞りなく進み30日後に完了。

運転資金に頼ることなく、初月からたくさんのお客さまを迎え入れることができました。

これはボクの体験談です。

ひとつずつ、深掘りしながら話を進めますね。

美容室の開業資金

開業に必要な資金は1000万円です。

資金の内訳は、

  • 工事費700万円
  • 備品と初月の材料費100万円
  • 残りは運転資金
  • 機材はリースかローン

かなりざっくりですが、こんな感じです。

当然、規模にもよりますが、

ボクのお店は、店舗スペース「20坪」、シャンプー台「3台」、セット面「6台」となっています。

機材はローンで購入したので、ひとりサロンでも、おそらく同じくらいの資金が必要と思われます。

資金調達

「どうやって資金を調達したのか?」問題はココですよね。

ボクが実施したのは、施術料金を前払いしていただくことでした。

一枚あたり1万円(1000円×10)の金券を既存のお客さまに販売したところ、わずか1週間で500万円を集めることができました。

とても有難いことに、お客さまの中には、100枚購入していただいた方も数人いらっしゃいました。

この500万円を元手に、残り半分を銀行から借り入れしたというわけです。

現在に置き換えると『クラウドファンディング』に近いかもしれませんね。

「お金」= 「信用」

信用はお金に換えることできます。

あなたには信用がありますか?

信用を得るためのステップは下記のとおりです。

  • 実績
  • 接触回数
  • 共感

実績

実績とは、指名売上や指名人数など目に見える結果を指しますが、

お客さまの心を動かすのは、そこに至るまでに積み上げた「努力」や「工夫」です。

数字はカンタンに改ざんできますからね。

お客さまが求めているのは、あなたの自慢ではありません。

「あなたになら任せられる」という安心感です。

接触回数

人間関係と接触回数は比例します。

一目惚れという稀なケースもありますが、人間同士は単純に接触の回数だけ、心の距離が縮まります。

嫌なら会わないわけですしね。

美容室における、お客さまの来店周期は平均2カ月に一度。どんなに早くても1カ月に一度しかお客さまと会うことができません。

信用を得るには時間を要します。

共感

ボクの考えに同感している
ボクに信頼を寄せている
ボクを応援してくれる

そうでなければ、出資してくれるはずありませんよね。

美容師とお客さまの立場を超えた”信頼関係を築く”こと。

ここがゴールです。

SNSを活用する

今この時代にビジネスができるのは、本当にラッキーです。

なぜならSNSやブログ、YouTubeがあるかです。しかも無料で利用することができます。

  • 自分の意見を発信する
  • コミュニケーションを積み重ねる
  • 店外で接触できる

SNSを上手に活用すれば、かなり時短で、お客さまと関係性を育むことが可能です。

しかも、ブログやYouTubeで影響力を高めることができれば開業資金を稼ぐこともできます。

もしあなたが独立開業を考えているのなら、積極的にSNSを活用すべきです。

【悲報】稼げない美容師はSNSをやっていない。

退職前にすべきこと

退職したお店の経営者と良好な関係を保つことは、かなり難しいです。

残念ながら、ボクには出来ませんでした。

14年経った今でも自分の至らなさを恥じています。

もしそれが出来ていれば、今よりずっとしあわせだったと思います。

独立開業はボクの夢でした。

夢を叶えるには、応援してくれる仲間の存在が欠かせないことを知ったのは、独立した後でした。

どうかこの記事があなたの一助になりますようにお祈りします。

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