“インスタ映え”が今年の流行語大賞に選ばれましたが、あなたはそれぐらい”インスタ”を遊び倒しましたか?
“インスタ映え”が今年の流行語大賞に選ばれました。ほらね、その通りになったでしょ。(笑)誰一人として憶えていないと思いますが、今年の1月5日にボクは『2017年は益々インスタがくる』という記事を書きました。
まぁ、”インスタ映え”とは写真の撮り方や写真の出来栄えを指してるわけで、”インスタ流行り”とはさほど関係はありません。でも、それくらい”インスタ”に注目が集まったことに変わりはないでしょ。
インスタがくる。そんな予感は確かにありました。その理由は、当時の記事に綴ったとおり昨年から今年にかけてInstagramの機能が劇的に進化したからです。
〈2016年〉 |
・24時間で消える『ストーリー』機能
・ライブ配信 ・リポスト(シェア)ができる付属アプリ ・ビジネスプロフィール |
詳細は当時のブログを追いかけてね。そして2017年に新たな機能が追加されました。
〈2017年〉 |
・ストーリーのアーカイブ(保存機能)とハイライト作成機能の追加 ・ハッシュタグをフォローできる機能 |
注目している追加機能は上記の2つ。他にも写真や動画加工が手軽にできる機能が次々と加わった。
新機能がもたらしたこと
『ストーリー』の充実度が高まりコミュニケーションツールとして更に進化した。
ユーザーではなくハッシュタグをフォローできるようになった。それに伴い”関心ごと”のみでつながれるようになりビジネスユースとしての利便性も高まった。
【これまでのインスタ歴】
ボクがInstagramを始めたのは、おそらく3年ほど前になる。当時はFacebookに投稿する写真と同じように”美しい風景”や”食べもの”、”クスッと笑えるもの”や”珍しいもの”などを何の脈絡もなく気の向くままに投稿していました。
スマホで撮った写真を加工する、共有する。それのどこが面白いのか理解できずとも、とりあえず投稿する程度の使い方に終始していた。
せっかく加工機能が充実しているのだから、Facebookと同じことをしていても意味がない、そう感じ始めたのは2年前のこと。ギャラリーにストックしてあった写真を一掃して、大好きなこと(サッカー)に特化することを試みた。
この辺りからInstagramは複数アカウントを持てるようになり、ギャラリーを統一させるために複数のアカウントを使用するユーザーが増えてきました。
〈サッカーに特化した影響は大きかった。〉
例えば浦和レッズ関連の写真を投稿したとします。写真のカンタンな解説に加えてハッシュタグを挿入する。 #浦和レッズ #urawareds #wearereds どのコミュニティーに向けて投稿するかを吟味します。
その結果、同じ”関心ごと”を持つ多くのユーザーと相互フォローになることができた。顔の知らない人、会ったこともない人と”共通の関心ごと”があるだけでコミュニケーションが生まれる。この感覚は新鮮でした。
これまでは投稿することだけに終始していたInstagramでしたが、趣味嗜好が同じ人たちと関わることで、閲覧機会が激増した。Jリーグが開催される週末には、スマホを開くたびにインスタをチェックするほどまでになりました。
〈2017年 毎日投稿してみて気づいたこと。〉
2017年に入ってからも、ボクは相変わらず毎日”投稿&閲覧”を繰り返していますが、今年に入って気づいたことがあります。それはアルゴリズム(表示順序)の変化です。
これまでは純粋に投稿された順序どおりに表示されていたのが、閲覧回数の多い人、関係が近い人の投稿が優先的に表示されるようになった。そんな実感があります。(どうやら2016年に新しいアルゴリズムが採用されたらしい)
Instagramは実名登録しているユーザーが少ないため、その写真が誰のものかも分からずに、写真への興味だけで「イイね!」を押していましたが、お馴染みさん同士のコミュニケーションが増えたことによってユーザー同士が認識し易くなった。そのおかげで自分のことも憶えてもらえるようになった。
〈ハッシュタグフォローを使ってみて〉
闇雲ではないにしろ、フォロワー数を増やすために、使用したハッシュタグを辿り、共通の関心ごとを持っているユーザーを次々にフォローしまくり、コツコツとフォローバックを期待する。このようなやり方でフォロワーの獲得を進めているユーザーも多いことだろう。
フォロワー数が多いほど、閲覧してもらえる確率が高まることが期待できたからです。
ところが、ハッシュタグフォローが可能になったことで様相が一変した。Instagramはフォロワー数に関係なくあくまでも”共通の関心ごと”から派生するつながりを推奨するようになったのだ。
ストーリーに消極的になってしまった。
「ストーリーの面白さが理解できない」このように感じているユーザーも少なくないだろう。かく言うボク自身がその一人です。
その理由は”新機能について行けないメカ音痴のオトナ”だからではありません。(笑)
共に楽しめる仲間がいないからです。
ストーリーは見知らぬ人同士が楽しめる機能ではありません。仲間うちで盛り上がる機能ではないだろうか。
なぜそう感じるのかというと、ストーリー上に流れている画像や動画にコメントすると、公開コメントにはならずに、メッセージとして当人宛に届いてしまうからです。
いくら相互フォローの関係だからといって、見ず知らずの人にメッセージするにはいささかハードルが高過ぎます。若い女性に急におじさんがメッセージしたら確実に引かれますよね。(苦笑)
ライブ配信も同様です。若年層のユーザーたちはバンバンライブ配信を楽しんでいますが、やはり知らない人にはなかなか絡みづらいものです。
“インスタ映え”が今年の流行語大賞に選ばれましたが、あなたはそれぐらい”インスタ”を遊び倒しましたか?
もしそう聞かれたら、あなたは「はい!」と答えられるだろうか。”インスタ映え”を意識して写真をキレイに撮ろう、シュチュエーションを工夫してみよう、ウケを狙ってみよう。いずれにしても”SNS投稿を意識した”行動をとった人も多いことでしょう。行き過ぎた”インスタ映え”は問題提起にもなりましたけどね。
Instagramの進化が教えてくれたこと、それは「お前ら遊んでるか!」ということ。そもそもSNSは遊び道具なのですから。
遊び方を忘れたつまらないオトナにはなりたくない。最新機能を好奇心を持って使いこなすオトナでいたいものです。遊びに説明は不要です。思いのままに遊べばいいのですから。どうしたら面白くなるか、どうしたら楽しんでもらえるか、ルールはこれだけ。ストーリーズも含めて来年も引きつづきInstagramの動向から目が離せない。
〈了〉
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来年のスタートダッシュにいかがでしょうか。
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